Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年11月22日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解29
 スピノザの主著「エチカ」は和訳で倫理学とされますが、倫理とはギリシア語のエートス(Ethos/習俗・性格)、アリストテレス倫理学で、人間が行為の反復によって獲得する持続的な性格・習性に由来し,個人的にはよきエートスの実現、社会的には人間関係を規定する規範の原理の確立を目的とする学問と規定されます。反対にアリストテレス倫理学では欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀?(かな)?しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態である情念をハトス(pathos)外界を受容して内面に生まれる心的状態であり、感情・感動・情熱等々。無記・無方向であることから知性(ロゴス)と対比され、特に一時的であることから持続的習性(エートス)と対比されますが。 倫理は目的的には普遍が望ましいのですがロゴスとは異なり時代の変遷や社会変遷に伴ってにより多種多様に立場に分れ主張されます。古史ではエピクロス学派にみられるように道徳の規範を利己の主観に求める傾向や,またこれに隣接して実存の主体的なあり方を問題とする実存哲学の倫理学があります。対して道徳の規範を先駆的なものに求める傾向はカントに代表される哲学。さらにギリシアの懐疑主義に始る懐疑主義的傾向,現代では論理実証主義の場合のように,倫理学の命題そのものの成立の可否を問い,それを情緒的な表白として把握する立場もあります。東洋では仏教思想。老荘の無の思想、孔孟の仁の思想などを中心に倫理思想の展開がみられますが、「倫理」を命題とする倫理思想とはなにか。単純に云えば人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものでしょう。スピノザの「エチカ」の初期に名付けようとした「我が哲学」が本書の内容としては相応しいでしょう。著述の中に世界の理である「神」を定義する文言が信教的にではなく論理として述べられているからです。著者はスピノザに人間の規範的生き方より「世界の理」を求め、人間倫理は自ずと其処から湧き出すと信ずるから「エチカ」を神の実存・実在論と捉えます。



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最終更新日  2018年11月22日 07時02分54秒
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