Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年01月01日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解68
 ヘーゲルの思想の根底にある否定の概念とは、和解すること相容れないものの闘争であり、主人と奴隷(master & slave)の弁証法にみられるような根本的な歪(ひず)みなのです。此の歪が事象の根底にあり、統一概念の成立を常に妨げることからのスピノザ批判です。然しながら、スピノザのコナトゥスの原理・定義は、際限ない運動と静止の比率の変数によって生み出される多種多様な個体がある一方で、同時に、すべての運動と静止が其の根底にあり、あらゆる存在を自己原因的に作動している統一的な要因があるとしたもので、「もの」と「概念」の総体である。実体の大いなる運動が、コナトゥスであり、コナトゥスによって物体が作動され、異なった個体を生み出していく。個々の物体のコナトゥスを知っていくことが、あるものを理解するこということになり、スピノザの個体理解は精神概念を含めて物理学的論理を根底にしています。其れがスピノザの演繹法を「エチカ」に採用した目論見であり本意なのです。ヘーゲルの和解することなき弁証法は思考の混乱としか映らないでしょう。哲学者スピノザは、汎神論を唱え人格神を否定しました。万物は「神の本質的な性質」が顕にされた表層ものであると考え、自然界を支配している法則の美しさと合理的な統一性の中に神があらわされていると唱えた万物に神を認める汎神論的で審美的なスピノザの哲学を受け入れていたアインシュタインは、自然を支配している物理法則の中に統一的な調和を見出すことを目指し、ヘーゲルとは意を異にしています。



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最終更新日  2019年01月01日 06時14分21秒
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