Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年01月02日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解69
 スピノザが「汎神論」者ではなく「反神論」を唱えるものとして弾劾しようとする教会派を非難するのは、ヘーゲルのスピノザ批判に応じるよりは理論的な演繹理論と論理で十分な筈ですが、相手は論理ではなく信教を至上に頂きますから、幾らスピノザの風貌が神父らしきものにしても協会信者の壇上では勝ち目がないのは見えています。信教には論理学はもとよりスピノザの倫理学が通用しないのは意の当然です。スピノザの教会権威に対する臆病とも云える態度を非難するむきもありますが、ヘーゲルのスピノザ批判とは御門違いで生命其のものはもとより焚書坑儒の危険もあり、安易にスピノザを問答法で著作を持たなかった「悪法も法なり」として毒杯を仰いだソクラテスと比肩し、スピノザを臆病風に吹かれたとするのは御門違いかもしれません、此れはガリレオ・ガリレイのガリレオ例が当て嵌まります。スピノザの論理に流れるのはスピノザ論の「神」と人間のコナトゥスの基(もとい)にした人間が律し実践すべき倫理の実践が基底なのです。世界内には際限に無縁な運動と静止の比率の変数によって生み出される多種多様な個体がある一方で、同時に世界内には運動と静止の根底として、在りと汎ゆる全ての運動と静止が根底にあり、存在を自己原因的に作動している或る統一的な要因がある。これがスピノザの捉えるコナトゥスです。「ものと概念の総体」である実体の大いなる運動が、コナトゥスであり、コナトゥスによって物体が作動され、異なった個体を生み出していく。個々の物体のコナトゥスを知っていくことが、あるものを理解するこということになり、このことから、スピノザの個体理解は、つねに物理学的であるということができるのできます。コナトゥスは恒常的に静止したものではなく動的なものです。スピノザの論理には、背景としてコナトゥスの背景には起動と終焉に関与しない「なにもの」かを起想させる存在が根底にありそうです。ヘーゲルには肯んぜないこともっともなのです。



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最終更新日  2019年01月02日 06時01分52秒
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