Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年03月04日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解126
 万物は精神も物体も含めてすべて神の現れ、唯一の無限実体、大乗に云う「空」ではなく「有」の諸様態であり、一切は神の内的必然によって生起するから、人間の自由意志も偶然もまったく存在しないし、関与しない。スピノザはこのような宿命論に立ち位置を定め、人間の真の最高の幸福を探究しようとするのを世界の基底にします。此の思考に伴う自足感こそが「神に対する知的愛」なのである。ここに道徳の最高の理想がある。というのは、人間の神に対する愛とは、神がその様態である人間を介して自己自身を愛する「神の知的愛」の一部であり、同時に人間が神の変容である限り、「人間に対する神の愛」にほかならないからであるとしています。此処で再度彼の汎神論(はんしんろん/pantheism)が浮上します。汎神論とは、「神と宇宙」、或いは「神と自然」とは同一であると看做す哲学的・宗教的な立場です。万有神論、汎神教とも呼ばれ、古代インドのヴェーダやウパニシャッド哲学、ソクラテス以前の偉大なギリシア思想、近代においては、スピノザ、ゲーテ、シェリング等の思想がこれに属するとされます。汎神論においては、一切のものは神の顕現であるとされる。若しくは世界における神の内在や遍在が強調される。一切のものと神とを一元論的に理解しようとする汎神論においては、理論上、神は非人格的原理としてのそれである場合が多いが、人格神を立てる有神論的宗教の理論的思弁や神秘主義、あるいは祭祀上の習合からも汎神論的傾向が生じることも稀ではありません。汎神論は歴史上、それ自体とし独立思考として存立したものではなく、様々な宗教・哲学のなかにみられる一定の傾向であり、汎神論的態度は古代・中世にも幾らか見い出されますが、西欧社会で頻出するようになるのは16世紀以降になります。



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最終更新日  2019年03月04日 06時08分21秒
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