Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年04月29日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解182(生と死11)
 プラトンは著書「バイドン」にて「生成の哲学」なるものを俎上に載せせます。生者が死者の持つ霊魂或いは魂から再び生じるのであれば、我々人間の精神の奥底に眠る霊魂は彼の世に存在する他はない。此の意味を尋常に思慮すれば、人間存在の「鶏が先か卵が先か」の遡及因の無限地獄に陥ることになるのですが、プラトンは生成の哲学」なるものの説明に「 美が醜に反対であり、正が不正に反対であり、その他無数のものがそのような関係にあるのだが、--此れは当に大乗哲学の縁起を想起させます。--そういうものにおいては、その一方は反対である他方からしか生じ得ないのだ。」但し、此処から大乗の空論の正反対の結論に導きます。大乗が一方の恒常性を否定し対する他方の在り方を否定するのに対し、プラトンは「 反対のものの対(つい)の相互間には、其れ等が二つである以上は二つの生成がある。」続けて「 例えば、眠っていることから目覚めていることが生じ、目覚めていることから眠っていることが生ずる。そして、両者の生成過程は、一方が眠りに落ちることであり、他方が目覚めることである。--大乗哲学の縁起では此のプラトンの論述の逆論、一報を否定したときには対する方が在るべくもなくとして両方を否定し無常論を説く--のに対して、プラトンの「生成の哲学」は実在否定論の正反対の実在肯定論を本道として「生きているものから生じるものは何か、況んや死んでいるもの。死んでいるものからは何が生じるか。 生きているものである。」此のことから死者たちの魂が必ず何れか何処か存在していて、そこから再び生まれてくる筈だ。」と結んでいます。



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最終更新日  2019年04月29日 06時15分48秒
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