Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年10月09日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解337(生と死168)
 S.フロイトは人間の本能的衝動を概ね二つに区別しています。其の代表的なものが生の衝動と死の衝動の二つの様態です。生への執着が人間の本能的なものであれば、片や死への衝動も人間の本能が齎すものだとするのです。フロイトはヴントの意識を自己観察で捉えるという実験心理学の非科学性を非難し、ヴントの構成主義が意識のみを対象としているのに対して無意識の精神活動の重要性を唱え、精神分析(phychoanalysis)を作り上げ、人間の本能的衝動を重視し「本能論」を著します。まずは「欲動の動きはすべてこの二種類の欲動の今述べたような混合、合成から成るという仮定をするのです。むろんその混合の割合は実にさまざまです。」「サディズム」は解離の典型であり、癲癇発作は解離の産物あるいはその徴候である。「置換エネルギー」の仮説はさらにリビドーの進歩と退行という性的現象の解明に、なかんづく、「心的装置」の構造と二種類の本能との間の関係の解明に有効である」「単細胞の要素的な有機体が多細胞の生物に結合する結果、単細胞の死の本能を中和し、破壊的興奮を、特別な器官を媒介にして外界に向け換えることができたのであろう。この器官は筋肉系統であり、死の本能はおそらくただその一部分かであろうが、外界あるいは他の生物を破壊する衝動-云々-として現われることになったようにみえる」「(多細胞)生物においてリビドーは、細胞中に支配する死あるいは破壊の欲動にぶつかる。この欲動は、細胞体を破壊し、個々一切の有機体単位を無機的静止状態(たといそれが単に相対的なものであるとしても)へ還元してしまおうとする。リビドーはこの破壊欲動を無害なものとし、その大部分を、しかもやがてある特殊な器官系、すなわち筋肉の活動の援助のもとに外部に放射し、外界の諸対象へと向かわせる。それが破壊欲動とか征服欲動とか権力への意志とかいうものなのであろう。」。即ち、人間が意識していないいわゆる「無意識」を初めて扱ったフロイトの精神分析は、「無意識の哲学」人間の本能に重きを置く哲学とも云えるものです。



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最終更新日  2019年10月09日 06時15分56秒
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