時間の陥穽34 アインシュタインの相対性理論における同時性とは、極簡単に述べれば、違った動きをしている各々二人の観測者は空間的に隔たった場所で起きた二つの出来事が同時であったかどうかについて意見をことにすることになります。因果関係については双方の意見は食い違うことはなく、結果が原因より前に観測されることはありませんが、二つの出来事の時空的な分離関係については意見が双方異なることが起き得るというものです。従来の理論では静止している座標系 K と運動している座標系 K’であっても常に時間tは共通に流れ0 = t が成立するとしていたのを、アインシュタインは此のようなは2つの座標系の絶対的な時間の流れを全否定したのです。彼は自己の同時性の定義にしたがって判定するならば、それぞれの系の内部で時計は同調していても一方から他方を見れば時計は同調していないと主張するに違いないとします。新たな四次元座標を示したのです。