時間の陥穽93 宇宙世界の物質の基礎を従来の「素粒子論」、物質の基礎を粒子、其れ以上には分解不可能な物理学上の点だとする素粒子論では、エネルギーや質量が無限大になってしまうケース。世界で最も有名な科学方程式とも言えるアインシュタインの E=mc2(イー・イコール・エム・シー2じょう/ E equals m c squared)によると速度vが大きくなって、光速に近づくと質量m'や運動量Pが無限大に近づいてしまう結果が出てきてしまうという問題。此れは幾何学的観念の「点」、点は部分を持たないものであるという幾何学上の定義に由来していますが、物理科学上の「点」の概念導入で逃れられそうです。然し乍ら、重力の働きによって空間や時間が伸び縮みすると考えるアインシュタインの一般相対性理論と、ミクロな世界の法則を記述する量子力学との間にある深刻な矛盾を解決する理論は、重力を扱うことで解決の素粒子論では、素粒子の間に働く複数の力の中に重力が含まれていないため、重力を説明できない。「超弦理論若しくは超ひも理論/Superstring theory)は無限大の問題を解消するとともに、重力を扱うことができるようになることを示唆するのです。