Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年04月16日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽127
 時間の幻想説や意識説も、立ち位置が未来や過去は存在しないという時間判断に依っており、存在を現に目の前に在って知覚可能な存在者に限定してしまう経験主義的判断が時間のを本質を捉えきれないでいます。時間を幾何学的時間軸として表象して、知覚可能な今の連続と看做せば、ベルグソンの云うような時間の空間化や具象化が生ずることになります。此処に「可能性としての時間」の思考が生じます。未来と過去は、それぞれ予期し想起できても知覚することはできないから、存在しないということになる。しかし、未来は心の中で期待されるだけのものではなく、過去の経験や徴候から推測されるものであり、現在の現実に基づいている。むしろ、未来は現在の現実そのもののはらむ可能性である。予期や期待はこの可能性の一部である。鶏卵そのものにその可能性があるから、「鶏卵からニワトリが生まれる」とわれわれは予測するのであり、逆ではない。過去は一度実現した可能性がその現実性を失ったもの、つまり、未来と同じく可能性である。かつて起きたことが再び起こらないかとわれわれが危惧するのはこのためです。未来と過去とは、可能性だから存在しないのではなく、可能性としては存在するのです。可能性は実現したあと、再び可能性に還り、再び自らを実現する機会を狙うのです。「可能性」は人間の側にあるのか世界の側にあるのか、抑々が瞬間のみに現実で在るのかが問われるのです。



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最終更新日  2020年04月16日 06時05分01秒
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