時間の陥穽141 ロドス出身のアンドロニコス(Andronicus of Rhodes)とは、紀元前70年頃のロドス島出身の学者であり、逍遙学派(ペリパトス派/Peripatetic school)でアリストテレスが創設した古代ギリシアの哲学者のグループであり、彼の学園であるリュケイオンの学徒の総称、其の名称はアリストテレス等が、逍遙即ち散歩をしながら講義を行ったからだとされます。私事ながら、かって記者も幼児の頃学長辞して隠居していた祖父に散歩を勧誘され牡丹雪の降り頻る中、祖父のマントに包まれ呟いた言葉「散歩って何」の発言を思い出します。帰ってきた言葉の返答は「只ぶらぶら歩くこと」で其の言葉を想い返します。其の散歩の父の話す物語や倫理論が私の人生行路を決めたのですから。現代の時間に囚われて散歩も儘許されない御時世には、自己の観相する時間、世界側で物理的に観相されるとされる時間、神に於ける時間は其々が独立独歩で進行しているのでしょうか、将又、時間が特異な様相を付け加えたのでしょうか。