時間の陥穽220 ビッグバンが虚空の一点から発生したのか、将又、何らかのエネルギー例えば神の絶対意思を起因としたのかは謎ですが。ビッグバンを起こした直後の宇宙は、すべての物質とエネルギーが一カ所に集まった高温度・高密度の状態だったと想像されています。ビッグバン直後の温度はプランク温度と呼ばれ、宇宙の構造に直接関係している定数:プランク定数とそれを発見したマックス・プランクに由来しています。マックス・カール・エルンスト・ルートヴィヒ・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck/ 1858年-1947年)はドイツの物理学者で量子論の創始者の一人であるり「量子論の父」とも呼ばれている人物です。。黒体から放射されるエネルギーである「黒体放射」に関して、熱力学の理論シュテファン=ボルツマンの法則、または、ヴィーンの変位則から導かれる予測と実験的に求められた結果である「レイリー・ジーンズの法則」との間に矛盾があることが知られていたのを、プランクは光のエネルギーが、ある最小単位の整数倍の値しか取ることが出来ないと仮定するとこの矛盾が解消されることを発見し、放射に関するプランクの法則(1900年)を導出した。またこの過程で得られた光の最小単位に関する定数(1899年)はプランク定数と名づけられ、物理学における基礎定数の一つとなった経緯があります。プランクが導いた結果は、後にアルベルト・アインシュタイン、ニールス・ボーアなどによって確立された量子力学の基礎となるものであったほどの人物に由来するプランク温度。宇宙の根底にある非常に重要な構造を明らかにした、それがプランク定数です。このマックス・プランクの登場から、突然、物理の歴史は一転し、古典力学から量子力学の時代に入り「神はサイコロを振らない(Der Alte w?rfelt nicht)」と懐疑的な立場をとったアインシュタインを超えるまでの人物評も見受けられます。