Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年08月15日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽240
 古今東西いずれの哲学を踏まえても、現代最新科学技術が用いる観測に比して遥かに稚拙(ちせ)だった古史・中世の天文学は、宇宙には変化無くして「存在している」と考え、其の制約の範囲で思考を究めんとするのが常態でした。ところが、20世紀の初頭にアメリカ合衆国の天文学者エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble/1889年-1953年)が、銀河の観測の結果から「銀河同士がお互いに遠ざかっている」ことを発見し、加えて、何れの観測点から見ても、その後退する速度は、遠い銀河ほど速く遠ざかるというもので「宇宙の膨張(The expanding universe)」と呼ばれる現象を発表、当時の宇宙の定説、宇宙には拡縮変化は無く、銀河などの天体はいつもそこに「存在している」と考えていた当時の人々にとっては衝撃を与えます。宇宙が膨張している、つまり、何れの観測点からも銀河が後退していることは「赤方偏移」の観測によってわかります。 赤方偏移とは、遠ざかる光源から発せられた光のスペクトルを測定すると、可視光で言うと赤い方である長波長側にずれる現象のことです。 我々が経験する遠ざかる救急車のピーポー音がドップラー効果で音域が低くなるのと同様に、光速に近い速度で運動している銀河から放射される光の波長は赤方に偏移するのです。 銀河の後退速度がより大きいほど、より赤方偏移も大きくなることは衆知の事実です。更に、2011年のノーベル物理学賞を受賞した、米カリフォルニア大学バークリー校のサウル・パールムッター教授、オーストラリア国立大学のブライアン・シュミット教授、米ジョン・ホプキンス大学のアダム・リース教授の三教授は、其れまでのアインシュタインの一般相対性理論から導かれるフリードマン方程式により「減速膨張」を「遠方の超新星爆発の観測による宇宙の加速膨張の発見」に至り、否定したことに尽きます。



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最終更新日  2020年08月15日 06時10分04秒
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