Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年12月26日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽362
 科学哲学とは、物理化学そのもの、先ず一旦は科学そのもの自体から視点を離れて、科学、乃至は、科学者の探求の営みを客観的に眺め、それら思考の経緯や現実の姿、並びに、あるべき姿勢を求める知的努力であると云えます。然し乍ら、其の本意には、このような前提ではなく科学哲学には別の狙いもあります。それは、科学の限界を自覚し、それによって、科学に纏わる誤解を解くことでしょう。即ち、科学というものは、世界の如何なる事象をも取り扱える一つの確固とした学問体系であると看做すことは誤解であるとするものです。科学は、それほどには万能ではなく、また確固として確立したものでもないということです。また、科学が与える世界像こそ客観的世界の真の姿であると考えるのも誤解です。科学は、科学的方法といわれる一定の方法に基づいた探究の結果であって、それによって切り捨てられた部分も多いことを肝に銘じておくべきです。これらのことを掻い摘んで教えてくれる科学哲学は、其のこと故に、科学者に対しては当然のこととして、其れのみならず、今現代に生きる我々一般にも重要な指針を付与する学問だと言えます。その代表格ロジャー・ペンローズは、自然界には裸の特異点を許さないような法則が存在しているだろうと考え、これを宇宙検閲官仮説と命名しています。想像するに裸の特異点が現れないように、まるで世界に見張り番として検閲官が監視しているイメージですが、アインシュタインの「自然法則こそが神」から見れば「裸の特異点」に対する指摘はは理路当然だとも云えそうです。



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最終更新日  2020年12月27日 12時49分07秒
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