Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年04月15日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-25
 スピノザのエチカの第一部「神の定義」の「第五:様態とは、実体の変状、すなわち他のもののうちに在り且つ他のものによって考えられるもの、と解する。」としますが、此の「様態」なるものをスピノザは何の様にその語彙を捉えているのでしょう。通俗的には事物の在り方についての諸規定を意味する。然し乍ら、このような諸規定のうちでもその事物にとって不可欠な基本的性質(本質)が属性とよばれるのに対し、様態はその事物にとって付帯的、偶有的であるような諸性質、諸規定を意味するのが一般です。スピノザは、属性を人間に知らしめているいるのは実体の本質であり、唯一の実体である「神の属性は思惟と延長」であると解きますが、此の厳格な区分はスピノザ独自と言ってもよく、夫々の思想家により多少なりとも異なります。「属性と様態」は本質と偶有性とも言い換えても不都合はないように見えますが、実のところは、其の区分は其れ程には朗らかではありませえん。此等の言語の解釈、語彙・定義付けは古代ギリシァのアリストテレスにまで遡り、その解釈は中世、近世の哲学でもさまざまに議論されている問題です。例えば、デカルトでは精神と物体が実体とされ、思惟(しい)と延長がおのおのの属性と看做されるとともに、情意・判断・欲求が精神の様態として、将又、位置・形・運動が物体の様態として考えられています。スピノザでは神が唯一の実体であり、思惟と延長がその属性であり、それらの変容したもの、すなわち個々の人の心や個々の物体が様態とされていることに注意が肝要です。此れを、先端物理科学の量子重力理論に置き換えて思考すると、スピノザの神が唯一の実体とは、宇宙を基本構成する唯一単体の究極極小の情報因子である「空間粒子」の統合体とも解釈できます。「空間粒子」其のものに情報因子があり、其の変容が世界を構成していると解きます。世界は量子コンピューターのマトリックスに近似しているのかも知れません。



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最終更新日  2021年04月15日 06時10分05秒
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