Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2021年06月03日
XML
カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-68
 スピノザの執筆に用いる語彙には多少に無頓着なきらいがあり、定理九 およそ物がより多くの実在性あるいは有をもつに従ってそれだけ多くの属性がその物に帰せられるでは、「有」を恐らくは人間の五感、すなわち視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚そして脳機能の感覚としての精神、勿論のこと此の精神は、スピノザの分類によれば単なる知性及び理性、其の合成体である「理知」、更なる上位には「直感知」を示していますが、定理九 およそ物がより多くの実在性あるいは有をもつに従ってそれだけ多くの属性がその物に帰せられるでは、其の「有」とは、スピノザの云う所謂、常有や恒有及び永遠の存在である実体を含有するものでは有り得ません。単なる「人間の認識可能なもの」のとは人間の感覚器官と通常精神の受諾の意で使用しているように憶えます。何故なら、スピノザは「実有」を永久不変のものとして著書「エチカ」の他の箇所「有」の語彙を特別なものとして取り扱っているからです。スピノザの説く実在性とは短略化して云えば、事実上であれ、精神上であれ、単なる「認識」の可否にとらわれない、通常の人間の思考の真実在の認識に関わりのない根元の、仏教であれば「悟り乃至は覚り」、スピノザの影響を受けたとする「善の研究」の西田幾多郎によれば「直感知」、私的には「直角知」と呼称しますが、常有や恒有及び永遠の存在は世界のどの様な事物においても其の片鱗を抱いていることになります。禅僧の「花落ちる一輪を見て世界を知る」のも物理科学に頼らずに世界の真理を見通す手段なのかもしれませんが、大凡、常人の達成できる手段とも思えません。
 穿った見方をすれば、量子重力理論は人間身体の成型論理を宇宙生成論理にまで高めた物理学の衣を被った狼になる可能性さえあります。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年06月03日 06時03分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[絶対存在論] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: