Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年10月06日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-191
 スピノザの現実性に関する見解は二様のものがあると目されます。即ち「一定の時間と場所に関係して
存在する」現実性と「神にあって含有、神の本性の必然性から帰結する」現実性でしょう。「一定の時間と場所に関係して存在する」現実性は、物理学的な現実性として、観察的想像力 や理論において捉えられ、「経験的現実性」と見做すことができ得ます。一方、「神に神にあって含有、神の本性の必然性から帰結する」現実性は、スピノザの徹底した必然主義によってもたらされる存在論的な現実性として、知性において捉えられる「知性的現実性」と見做せます。換言すれば、経験的現実性とは「一定の時間と場所に存在するもの」は同時に「他の時間と場所に存在すること」が不可能な「その在りか」が只々唯一に定まる現実性であるとも云えます。一方、知性的現実性とは、唯一の神から必然的に生じる故に、この世界は他の世界であることが不可能な「世界」がただ一つである現実性を示していると云えましょう。 こうしたスピノザによる現実性の見解を踏まえるならば、存在しない個物の本質は経験的現実性ではなく知性的現実性を示すと言わなければなりません。存在しない個物の本質は神の属性の中に内在し潜在している。存在しない個物の本質は神の属性の中に内在し潜在する限りにあっては想像力にあって、経験的に捉えることはできないのです。然し乍ら、其れも神の属性の中にある限り、その原因としての神による必然性によって知性的に捉えることができ得るのです。即ち、存在しない個物の本質も、亦、唯一の神の必然性から只一つに定まったこの世界に確かに実在として知性に現れるのです。神の属性の中にある限りはその原因としての神による必然性によって知性的に捉えることができ得るのです。言い換えれば、存在しない個物の本質も、亦、唯一の神の必然性から只一つに定まったこの世界に確かに実在として知性に顕れる訳です。
 現代に生きる人類は広域の宇宙観測ではハッブル望遠鏡、逆に極小のその他の粒子は、サイクトロン等の加速器、電子や陽子のような粒子や、ヘリウムからウランに至るまでの様々な原子核を、電場の力を利用して高速に加速する装置の高度な物理観測機器のおかげで過去の人類が見得ざる世界だったものを発見、その解読を深めています。今は早や、多くの「知性的現実性」が「経験的現実性」へと置き換わる時代を迎えているのです。



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最終更新日  2021年10月06日 06時01分07秒
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