Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年10月14日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-199
 スピノザの主著「エチカ」第二部「精神の本性および起源について」の定理六では「属性の様態」なるものが登場します。然し乍ら、属性であれ様態であれ、スピノザが独自の語彙を持たせることもあり、注意が肝要です。スピノザの体系は三つの根本概念に基づいていて、その理解から他のすべてが数学的必然性をもって帰結されるようになっています。先ず第一に実体(substantia)です。次いで属性(attributus)、および様態(modus)の概念が根本概念となります。スピノザ思想の基底とも言うべき「実体」、「実体とはその存在のため他のものを必要としないものである」というデカルトの実体概念を踏襲するものの、デカルトが想定していたような、複数の実体、神の次に精神と物質という二つの実体を認めるとことは必然的に矛盾であるとします。唯々一つの実体、しかも一つの絶対的に無限の実体しか有り得ない。多数の実体があるとするのは不条理であり誤謬だとし、この唯一の実体をスピノザは神と呼称します。即ち、世界とは、神の意志の自由な産物ではなくて、その本性に従って無限である創造的な神の本質そのもの流出である。彼にとって神とは万物の実体であって、それ以外のものではない。神のみが存在するという命題と、万物の実体は一つであるという命題とは、彼にとっては同じ命題です。



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最終更新日  2021年10月14日 06時00分54秒
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