Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年11月04日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-219
 スピノザは第二部の「精神の本性および起源について」の定理一三 人間精神を構成する観念の対象は身体である、あるいは現実に存在するある延長の様態であるの、系 人間は精神と身体とから成りそして人間身体は我々がそれを感ずるとして、備考 これによって我々は、人間精神が身体と合一していることを知るのみならず、精神と身体の合一をいかに解すべきかを述べた上に、「エチカ」の流れに唐突とも言える「物体の運動および静止」を問いかけます。
 公理一 すべての物体は運動しているか静止しているかである。
 公理二 おのおのの物体はある時は緩(ゆる)やかに、ある時は速(すみ)やかに運動する。
 補助定理一 物体は運動および静止、迅速および遅緩に関して相互に区別され、実体に関しては区別されない。
 証明 この補助定理の始めの部分はそれ自体で明白であると考える。次に物体が実体に関しては区別されないということは、第一部の定理五 自然のうちには同一本性あるいは同一属性を有する二つあるいは多数の実体は存在しえない。ならびに、定理八 すべての実体は必然的に無限である。から明らかである。しかし第一部の定理一五の備考の中 神のほかにはいかなる実体も存しえずまた考えられえないことを示し、このことから延長的実体が神の無限に多くの属性の一であることを結論した。で述べたことから、なおいっそう明瞭である。
 補助定理二 すべての物体はいくつかの点において一致する。
 証明 なぜなら、すべての物体は同一属性の概念を含むという点で一致する(この部の定義一 自己原因とは、その本質が存在を含むもの、あるいはその本性が存在するとしか考えられえないものと解する。)により。次にそれらは、ある時は緩やかに、ある時は速やかに運動しうるという点で、一般的に言えばある時は運動しある時は静止し得るという点で一致する。
 補助定理三 運動あるいは静止している物体は、他の物体から運動あるいは静止するように決定されなければならなかった、この後者も同様に他の物体から運動あるいは静止するように決定されている、そしてこれもまたさらに他の物体から決定され、このようにして無限に進む。
 更には証明・系、更なる公理・補助定理とその要請までをも記述しています。此れには読むほうが呆気にとられた感ぜざるを得ません。其の内容はと云えば一冊の小論文が書けそうな程です。



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最終更新日  2021年11月04日 06時10分04秒
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