Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年11月10日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-225
 21世紀に現れた、其れまでの量子理論と相対性理論の関係相互の矛盾点解消しようとする「量子重力理論」は、かっての形而上哲学の神概念や神学哲学を超えた、理論物理学を以て世界を在らしめるものを解き明かそうとしています。其の究明は困難を極めますが、それは根底に安易に神を持ち出させないことが理論物理科学の基底にあるからです。此れは人類の生体を探る生命科学全般にも今日では認容されるでしょう。極論すれば、スピノザが「エチカ」で神を幾何学的演繹法で神を証明しようとしたのも、現代最先端の物理科学宇宙論の思考経路に共通すること無きにしもあらずです。
 定理一四 人間精神はきわめて多くのものを知覚するのに適する。そしてこの適性は、その身体がより多くの仕方で影響されうるに従ってそれだけ大である。
 証明 なぜなら人間身体は(要請三 人間身体を組織する個体、したがってまた人間身体自身は、外部の物体からきわめて多様の仕方で刺激される。及び、要請六 人間身体は外部の物体をきわめて多くの仕方で動かし、かつこれにきわめて多くの仕方で影響することができる。)により、きわめて多くの仕方で外部の物体から刺激されるし、亦、きわめて多くの仕方で外部の物体を刺激するような状態にされる。ところが人間身体の中に起こるすべてのことを人間精神は知覚しなければならぬ(この部の定理一二 人間精神を構成する観念の対象の中に起こるすべてのことは、人間精神によって知覚されなければならぬ。あるいはその物について精神の中に必然的に観念があるであろう。言いかえれば、もし人間精神を構成する観念の対象が身体であるならその身体の中には精神によって知覚されないような、或いは、それについてある観念が精神の中にないような、いかなることも起こりえないであろう。)により。ゆえに人間精神はきわめて多くのものを知覚するのに適し、そしてこの適性は人間身体の適性がより大なるに従ってそれだけ大である。Q・E・D・=此れが証明スべきことであった。
 以上を言い換えれば、スピノザは、大なる人間精神には健全なる身体、此れは単に五体満足を意味するのではありません。人間身体の適性がより大なる身体あればこそ大なる人間精神が宿ると「実践哲学」を主張のです。



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最終更新日  2021年11月10日 06時10分04秒
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