Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年11月11日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-226
 スピノザの認識哲学及び実践倫理は、ギリシァ三哲、なかでもプラトンのイデア論の影響が見られるようです。イデア論の構想は、人間として善悪・正邪の判断において普遍的な規準とな倫理的領域を超え認識論、存在論、自然学などにわたる統一的な原理とされました。アリストテレスはこのプラトン的イデアを否定して、イデアをより具体的な事物の内にある形相(エイドス)に置きかえます。中世ではイデアは神の精神の内容として解され、人間身体の行動が此れに則り実践行動に及ぶとすればスピノザの実践倫理が見えてきます。イデアという語は近世においては英語のidea(観念)やドイツ語のIdee(理念)に受け継がれつつもプラトンとは違った近世哲学者スピノザを含め独自の解釈が与えられています。イデアは生成消滅する人為によっては動かされぬ必然的な自然そのものの本質・本性であるフュシスを超越して、永遠に同一でありつづける超自然的で超時間的存在者である。そして、プラトンの考えでは、すべての存在者は形相(エイドスeidos)と質料つまり素材の結合体なのですが、その存在者の「何であるか」を規定するのは、イデアを分有し、謂わばその模像である形相であるとします。したがって、存在者の「何であるか(本質)」はそれ自体では変化をまぬがれており、生成消滅するのはその質料的部分だということになります。スピノザが「精神の本性と身体」を永遠性からどう捉えていたのかは憶測しか出来ませんが、少なくとも人間精神が神に起因していること、これを勘ぐれば、神が「常住の有」であれば人間精神に滅びがないことになります。



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最終更新日  2021年11月11日 06時09分21秒
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