Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年12月10日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-255
 定理三二でスピノザは「すべての観念は神に関係する限り」真であるとしています。世界=自然=神を説くスピノザにすれば、「世界の法理」こそが真である観念になるのでしょうか。物理学上の歴史的転回点としての、コペルニクスの宇宙論、アインシュタインの相対論、宇宙誕生に至るインフレーション理論は未だに「真」とは言えず、単なる思考-観想にとどまっていることになります。
 定理三三 観念の中にはそれを虚偽と言わしめるような積極的なものは何も存しない。
 証明 これを否定しようとする者は、もしできるなら、誤謬または虚偽の形相を構成するある積極的な思惟の様態が存在すると考えてみよ。この思惟の様態は神の中に在ることができない(前定理三二 すべての観念は神に関係する限り真であるにより)。しかしそれは神の外にも在りまた其のように考えられることができない(第一部定理一五 すべて在るものは神のうちに在る、そして神なしには何物も在りえずまた考えられえない。により)。それゆえ、観念の中には、それを虚偽と言わしめるような積極的なものは何も存し得ない。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。
 スピノザの真の観念には、虚偽や誤謬は許されません。人間が真の観念を自らのものとして観相するのは儚い願望なのでしょうか。



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最終更新日  2021年12月10日 06時10分05秒
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