Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年05月26日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-421
  定理三二 人間は受動に従属する限りにおいては本性上一致すると言われえない。
 証明 ある物が本性上たがいに一致すると言われる場合、それはそれらの物が能力の点で一致するという意味であって(第三部定理七 おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。により)、無能力あるいは否定の点で、したがってまた(第三部定理三の備考 そこで受動は、精神が否定を含むあるものを有する限りにおいてのみ、あるいは精神が他のものなしにそれ自身だけでは明瞭判然と知覚されないような自然の一部分として見られる限りにおいてのみ、精神に帰せられるということが分かる。なおこの仕方で私は、受動が精神に帰せられると同様他の個物にも帰せられること、また受動はこれ以外の他の仕方では説明されえないことを示しうるであろう。しかし私の意図するところは単に人間精神について論ずることにある。を見よ)受動の点で一致するという意味ではない。このゆえに人間は受動に従属する限り本性上一致するとは言われえない。Q・E・D・=此れが証明すべきことであった。
 備考 このことはそれ自体においても明らかである。なぜなら、白と黒とはその両者とも赤でないという点においてのみ一致すると言う者があれば、それは白と黒とはいかなる点においてもー致しないことを絶対に肯定する者である。同様にまた石と人間とはその両者とも有限で無力である、あるいはその両者とも自己の本性の必然性によって存在するものでない、あるいは最後にその両者とも外部の原因の力によって無限に凌駕される、という点においてのみ一致すると言う者があるとしたら、それは石と人間とはいかなる点においても一致しないことをまったく肯定する者である。なぜなら、単に否定においてのみ、すなわち自らの有せざるものにおいてのみ一致する物は、実はいかなる点においても一致していないのだから。



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最終更新日  2022年05月26日 06時10分05秒
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