Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年07月13日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-469
 定理七三 理性に導かれる人間は、自己自身にのみ服従する孤独においてよりも、共同の決定に従って生活する国家においていっそう自由である。   (国家) 
 証明 理性に導かれる人間は恐怖によって服従に導かれることがない(この部第四部の定理六三 恐怖に導かれて、悪を避けるために善をなす者は、理性に導かれていない。により)。むしろ彼は、理性の指図に従って自己の有を維持しようと努める限りにおいて、言いかえれば(この部第四部の定理六六の備考 感情ないし意見のみに導かれる人間と理性に導かれる人間との間にどんな相違、感情ないし意見のみに導かれる人間と理性に導かれる人間との間にどんな相違、前者は、欲しようと欲しまいと自己のなすところをまったく無知でやっているのであり、これに反して後者は、自己以外の何びとにも従わず、また人生において最も重大であると認識する事柄、そしてそのため自己の最も欲する事柄、のみをなすのである。このゆえに私は前者を奴隷、後者を自由人と名づける。により)自由に生活しようと努める限りにおいて、共同の生活および共同の利益を考慮し(この部第四部の定理三七 徳に従うおのおのの人は自己のために求める善を他の人々のためにも欲するであろう。そして彼の有する神の認識がより大なるに従ってそれだけ多くこれを欲するであろう。により)、したがってまた(この部第四部の定理三七の備考二 要項:人間の自然権の真の認識で示したように)国家の共同の決定に従って生活することを欲するのである。ゆえに理性に導かれる人間は、より自由に生活するために、国家の共通の法律を守ることを欲する。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。
 備考 このことおよび我々が人間の真の自由について示したこれと類似のことどもは精神の強さに、言いかえれば(第三部定理五九の備考 抜粋:当に認識する限りにおける精神に関係する諸感情から生ずるすべての活動を、私は精神の強さに帰する。により)勇気と寛仁とに帰せられる。しかし私は精神の強さのすべての特質をここで一々証明することを必要とは思わない。ましてや毅然とした精神の人間が何びとをも憎まず、何びとをも怒らず、妬(ね)たまず、憤慨せず、何びとをも軽蔑せずまた決して高慢でないことを証明するのはなおさら必要であるまい。なぜならこのことおよび真の生活や宗教に関するすべてのことは、この部の定理三七および四六から容易に理解されうるからである。すなわち憎しみは愛によって征服されなければならぬということ、および理性に導かれる各人は自分のために欲求する善を他の人々のためにも欲するということから容易に理解されるのである。これに加えて、我々がこの部第四の定理五〇の備考 偶然によって希望あるいは恐怖の原因たる物は善い前兆あるいは悪い前兆と呼ばれる云々、および、その他の諸個所で注意したことがある。それによれば、毅然とした精神の人間は、一切が神の本性の必然性から生ずることを特に念頭に置き、したがってすべて不快に、邪悪に思われるもの、さらにすべて不敬に、嫌悪的に、不正に、非礼に見えるものは、事物をまったく顛倒し、毀損し、混乱して考えることから起こることを知っている。そこで彼は事物をそのあるがままに把握しようとし、また真の認識の障害になるもの・・・省略。例えば憎しみ、怒り、ねたみ、嘲笑、高慢その他我々が前に注意したこの種のことども云々、を除去することに最も努める。それゆえまた彼は、すでに述べたように、できるだけ「正しく行ないて自ら楽しむ」ことに努めるのである。しかしこれを達成するにあたって人間の徳はどの程度まで及び、そしてまた何をなしうるかは次の部で証明するであろう。 (マハトマ・ガンディー/Mahatma Gandhi)



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最終更新日  2022年07月13日 06時02分57秒
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