Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2022年09月18日
XML
カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-記:7-3 シュタイナー思考
  1 .シュタイナーの学術履歴とその思想の変遷
 彼の人智学的思想の背景には19世紀末から 20世紀初頭のドイツの複雑な社会状況があったこと。ナショナリズムが高揚し、世界的に民族至上主義が極端化方向へと突き進み、重科学工業技術が重視され、思想的には、21世紀のIT技術の科学思想には及ばない閉鎖的な、神智学的思想を基盤と した神秘思想、ドイツ・ロマン主義の「民族」発見から神秘主義、青年運動、人権主義を経て、ナチズムにつながるドイツ思想史の水面下を流れる「民族の」という言葉で総称されるフェルキッシュな思想(注:21世紀の現在ドイツにきわめて特徴的な思想の系譜が反ナチの名のもとに人種主義の狂信へと結びついていくスラブ民族主義もコサックに代表されるウクライナ蔑視の傾向思想も同様の思考ととれます。)このような思想状況下で、シュタイナーは、時代が唯物主義主観の方向へと向かい、人間の心の中から自由や宗教的な敬度さなどが失われていくことを危倶し、個人と しての人聞が道徳性を取り戻すことで、社会全体も道徳性を取り戻すことを望んだことから、シュタイナーの著作「人智学 (Anthroposophie)」、ギリシア語の anthropos(人間)と sophia(叡智)を組み合わせた「人間で、あることの意識 (Bewustseinseines Menschentums) 」を意味しますが、シュタイナーは、人間存在の意味と意義を探究し続け、個々の人聞が自らの個性を生かし、且つ、人間が人間存在として尊厳をもつ生涯を生き尽くす指針を人智学を通して指し示したのです。1919年の最初のシュタイナー学校の設立時の講演で、これからの時代の課題は「知的感覚的 (intellektuell-gemutlich)」なものではなく「道徳的精神的 (moralisch-geistig)」なものだと述べ、 人間おの各々個人がこの重要性を認識すべきだとの見解を示 します。シュタイナーは人智学を提示する ことで、人々に自己と他者が共に幸福であるとしづ道徳的な方向を選択することの大切さを喚起しようと示します。シュタイナーが神智学と人智学を同一の基底に立つかは未だに結論が出ない難問です。事実、シュタイナーは、神智学入会後、 10数年でこの神智学協会と挟を分かち、人智学協会を立ち上げるのである。1913年、かねてから軋轢のあったアニー ・ベサント(AnnieWood Besant//1847-1933) ら神智学協会の指導部から除名され、シュタイナーはそれまでの神智学内にあった人智学サークルを独立させています。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年09月18日 06時03分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[霊魂論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: