Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年09月22日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-記:7-7 シュタイナー思考
3 .シュタイナーの人間観
シュタイナーの人間観は第二期の神秘主義的著作期以降に出版された講演記録から類推することが可能です。先ず、その人間観の特徴は、古代ギリシアの密儀により見出されたダイモン的人間像が基盤となっていることです。彼は、神智学協会入会直前に行った講演の記録、「神秘的事実と してのキリスト教と古代の秘儀」において、人間の心魂は神に似たものになると同時に、虫に似たもの」だとし、人聞が聖霊ダイモンの仲介により神的なものにも地上のものにもなる存在であるとして、古代ギリシアの人間観を分析し、自らの解釈を示します。古代ギリシア哲学者の密儀体験は、「自分のなかの永遠のダイモン 、「永遠の宇宙調和 」、「宇宙理性 (Weltvernunft)・ロゴス(Logos)J を感得することであったとし、人間存在が、ダイモンによりてより神性になること、その神性は永遠や理性であることが述べ、人聞が、感覚的、感情的な動物の性質を持ち合わすと同時に、理性という神性を持つものであることが確認される。神智学協会入会二年後に発表された著作「神智学」では、初期の哲学的著作である 「自由の哲学 」に見られる人間の意識に関する用語である 感情・思考、意志などの哲学的用語は姿を消し、エーテル体 (Atherleib)、Iアストラル体(Astralleib )、Leib(体)、Seele(魂・心性)、Geist(霊 ・精神)、Ich (自我)Jなどの神秘主義的用が使用されています。この中で人間存在は、大きく 三相に分けられ、人間の構造は、 Leib・Seele・Geistの三相構造が基本になっていると説きます。「体」・「魂」・「霊」と訳されることもあるが、「肉体J、「心性」、「精神」と訳されることもある。人間精神が生き生きとした実体をもっている基とするとみていたことを考えれば、和訳は前者の方が適切であるように思われるが、より客観的な議論のためには後者の説もが適切と取れます。 しかし、本稿では、シュタイナーは、個々夫々の身体感覚を「Leib」、個の内面世界を「Seele」、個を超え、宇宙と一致する神聖な世界であるとともに普遍的な精神世界を 「Geist」として、 Leibは、肉体である感覚器官により 、外界から印象を受けとりSeeleに伝え、性癖や情欲に生きるSeeleは、それを感覚内容に創り変え、保存し、Geistに伝える。真善美の永遠の世界に生きる Geistは、必要な体験をSeeleから取り出し、その記憶を永遠に保存し、人間の行為に還元する。Leib・Seele・Geistは、このように、有機的に繋がり構成された、 一個の人間存在を形成しているとするのがシュタイナーの神秘学的人間観だと云えましょう。



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最終更新日  2022年09月23日 12時12分20秒
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