Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月06日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-序言
 七版から十五版での序言(一九二○年)
[旧版からの変更]ー4
 第一章「神秘学の性格」
人間性の本質
  <人間に於ける体の三分肢と、魂の三分肢。四つの人間本性>
 人間の「肉体」は、死すれば鉱物と同じあり方(*有り様)を示すようになる。即ち、人間を鉱物と区別するところのものは、肉体以外の人間本性である。生きている人間に於いては、感覚的な認識からは隠されている部分が肉体の鉱物的な素材の力に抵抗している。此の肉体を崩壊させぬように働き掛けているものを「エーテル体」、或いは「生命体」と呼ぶ。このエーテル体は、感覚的な認識によってはその作用、即ち肉体内に存在する鉱物素材に一定の生きた形態を与える働きしか認めることが出来ない。そして肉体の各部はエーテル体の各部の働きによって維持されている。人間は肉体を鉱物と共有しているように、エーテル体を植物と共有している。そして全ての生き物は、エーテル体を保持していると言ってよい。
 肉体のみを備えた人間が死の状態にあるように、肉体とエーテル体のみを備えた人間は、眠りの状態にある。この没意識状態から意識を目覚めさせるものが、超感覚的な認識の意味での第三の人間本性、即ち「アストラル体」である。人間が睡眠するとき、アストラル体はエーテル体と離れて存在している。人間はこのアストラル体を、動物と共有している。それ故、植物は常に睡眠状態にあると言える。神秘学は、体はこれら肉体・エーテル体・アストラル体の三分肢から成立すると語る。
 第四の人間本性が「自我」である。これこそが、動物と人間を決定的に分かつものである。自我は、想起を可能にする。これの働き掛け故にこそ、人間は体験している対象が変化することを理解できるようになる。自我を持たない諸動物は、如何に記憶力を有しているように見えようとも、それを有してはいない。この自我が人間から離れるとき、そのことは忘却という現象として知られることになる。
 さて、ここに至って体的なものと魂的なものとを区別することが出来る。自己にとって外的な対象を意識に現れさせる働きを持つアストラル体は体的であり、その意識を持続させるものは、魂なのである。例えば、記憶(*自我の要素)は外的な対象が去っても、その印象を呼び起こすことが出来る。とは云え、感覚的な対象についてはアストラル体とそのための魂が深く結びついているため、アストラル体を「魂体」と呼び、アストラル体に結びついている魂を「感覚魂」と呼ぶことも出来る。一方自我は、感覚的なものについての記憶を利用しながらその記憶について思考することが出来る。そのため、これには「感覚魂」ではなく、「悟性魂」もしくは「心情魂」の名を与えておこう。そして「意識魂」と神秘学が呼ぶ魂の部分がある。これは、その当人のみが名指すことの出来る魂の部分「個としてのわたくし」の自分であり、これは魂の外と何らの関わりを持たない。その意味で、この部分は神に擬えるることが出来る。神秘学は魂を、これら感覚魂・悟性魂・意識魂の三分肢から成立していると述べる。



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最終更新日  2022年10月06日 06時14分29秒
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