Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月23日
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カテゴリ: 霊魂論
第2章 人間の本質(以下28節 01 - 05)
01 見えるものは見えないものの顕現
 ここでは人間についての超感覚的認識を述べる。つまり、人間における「開示された秘密」をとりあげる。先ず、感覚や感覚に依拠する悟性では、肉体だけが観察される。しかし、超感覚的認識から言えば、肉体は人間構成要素の一つにすぎない。肉体概念は、「死」並びに死せる自然である「鉱物界」を考えると明確になる。これによって、本書の目的である超感覚的認識による解明が始まる。そこでまず本章では、全体を展望するにあたって必要な事柄について述べる。
02 肉体のみ(死せる身体)は鉱物界と同質
 人間の肉体(物質体)は鉱物界と共通である。人間構成要素でも、肉体以外は鉱物界と共通ではない。囚われなく観れば、死体の存在様式は鉱物界と同じである。死体とは、鉱物界の諸経過に従う人体構成要素である。肉体の素材と諸力は鉱物界のそれと同じであるが、生きた肉体は崩壊しない。生きている間、肉体内の鉱物界的な素材や諸力は、より高次の目的のために使われているのである。死をもって、肉体に鉱物界と同じ作用が及ぶ。死後、肉体を構成する物質的素材と諸力の本性に沿って、肉体形姿は解消する。
03 生存時肉体は一部損傷時以外は崩壊しない
 このように、開示した部分と隠された部分を明確に区別する必要がある。鉱物的な素材や諸力だけが作用すれば肉体は崩壊するが、生きている間は、そこに目に見えない力が対抗的に作用しているはずである。… ここから超感覚的科学が始まる。この科学は、上述の対抗的なものを探求するが、その対象は感覚的には観察できず、超感覚的に観察しなくてはならない。「隠されたもの》」開示される道筋は後の章に譲り、ここでは、超感覚的に観察される事柄について述べる。
04 高次世界についてはまず伝聞で学べ
 高次の直観に至る第一歩は、伝聞でもかまわないので、超感覚的研究の成果を学ぶことである。こうした成果は、自分で観察できないうちでも、理解は可能である。そして、理解から直観に向かうのが最良の道である。
05 エーテル体
 肉体の崩壊を防ぐものは高次の直観力でなくては観察できないが、見えるものを頼りに普通に判断すれば、その隠れたものの諸作用は認識できる。そうした諸作用の結果が、鉱物界の素材と諸力で成り立つ人間形姿である。この形姿は、死を境に次第に失われてゆき、命なき鉱物界と一体になる。生きている間、肉体を崩壊から守り、物質的素材と諸力に働きかけているものが「エーテル体(生命体)」である。
 誤解をさけるための補足
 20世紀初頭の物理学では光を伝搬する媒体として「エーテル」を仮定した。しかし、ここでの「エーテル体」は、それとはまったく無関係である。その諸作用は感覚的に観察できるものの、それ自体は高次の直観によってのみ知覚できるものである。そして、肉体を構成する鉱物素材に一定の生きた形姿を与える働きである。また、本書では、「エーテル体(生命体)」という呼称と共に、すでに否定された旧自然科学的「生命力」の概念を復活させたいわけではない。これについて、著者は『神智学』ですでに論じた。さらに、「体」という表現も誤解しないでいただきたい。「体」という表現は何らかの物質的、感覚的なニュアンスを持つが、エーテル体はもちろん物質ではない。目に見えない高次の事柄にも名称は必要であり、その名称は通常の言語から借用せざるをえない。その点を考慮してご理解いただきたい。



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最終更新日  2022年10月24日 12時24分56秒
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