Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年11月04日
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カテゴリ: 霊魂論
第3章 眠りと死(31節/07)
07 夢について
 覚醒と睡眠の中間に夢がある。夢では、覚醒時の秩序ある感覚知覚や判断などの意識法則はなく、とりあえずは多様な形象が無秩序に現れては消えるが、そこにはある種の法則も潜んでいる。それでも、不思議な法則があって、素晴らしい予感を与えてくれるので、芸術的感覚の基盤にある自由な想像力の飛翔を「夢」に準えることも多い。
 特徴的な夢の例:夢の中で、飛びかかってくる犬を追い払ったが、そのときには、自分を不自然に圧迫する掛け布団を無意識にはねのけていた。
 このとき、夢の中では何が感覚知覚的経過から作り出されただろうか。
覚醒時に知覚できる事柄も、睡眠時にはとりあえずはまったく意識されない。しかし、「何かから身を守ろうとする」という本質的事実は存在する。この事実を元に、一連の形象が織りなされる。覚醒時の営みからの余韻である形象は、コントロールして作り出すことはできない。誰もが同じに感じる外的刺激が元になっても、夢ではまったく違った形象が紡ぎ出される。それでもそこには、身を守るという感情が象徴的に表現されている。
 体内経過が夢の中で象徴に変わる例:近くで炎が燃えさかる夢から目覚めると、布団が多すぎて暑かったとわかる。暑いという感情が象徴的に炎という形象で表現されている。
 劇的な夢の例:崖の上の子どもが走り出し、私は「崖だ!落ちるな!」と気を揉む。ところが、その子は落下し、下方から物がぶつかる鈍い音が聞こえる。目覚めてみると、壁の額が落ちて鈍い音をたてたことがわかる。このように、単純な出来事が緊迫した情景に変わる夢もある。… 最後の例で、瞬間的な音が、時間の経過を伴う一連の出来事に変った理由は、今のところ考えない。ここでは、覚醒時には感覚的知覚されるものが、夢では形象に変わる点に着目したい。



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最終更新日  2022年11月04日 06時10分06秒
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