Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年01月03日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
9 「眠りと死」の章より - 1 
 人間の目覚めの状態における覚醒意識の本質を解明するには、人間の睡眠状態がどのようなものかを観察できなければならない。そして人生の意味の謎を解くためには、死を考察できなければならない。超感覚的な認識の意味が分からない人は、眠りと死をどう考察するにしても、其の認識を如何わしいものと思うであろう。超感覚的認識は、如何わしいと思われる理由を認めるのに吝(やぶさ)かではない。なぜなら、人間は充実した人生を積極的にすごすために存在しており、人間の創造行為は、この世の人生に没頭することに基づいているという言い方も理解できなくはないのである。(P85)
 なぜ生のこともまだわからないのに死について語ることができるだろうかというのは尤もなことであるし、生をなおざりにするために情緒的に死に近づくよりは、生に積極的なぶんだけいいだろうというのも納得できないことはないのだけれど、今自分が見えているものだけ、意識できるものだけを世界のすべてであるかのようにとらえてしまうとするならば、その生さえも断片的なものでしかなくなってしまうのも確かである。
 記:此のことは古今東西、人間の科学志向の方向性の技術発展が見得る世界を物理的に発展させ、認識世界の更なる拡充と見直しが図られています。今尚、人間の感覚認識を超えた世界(暗黒物質・暗黒エネルギー)に目を向けている現代物理科学世界を知れば容易に理解ります。
 死を考察しないがゆえに、多くの人は死に際して、「死」に直面するには、一人称における「私の死」、二人称における身近な人の死、そして三人称における一般的な死があるが、現代はすでに真実その意味もわからなくなっている形式的な儀式に機械的に対応する以外にすべがなくなっているようにも想える。少しでも葬儀やその後の墓という形式に疑問を持つならば、死んですべてが終わると考える場合、それらはすべてがまったくの茶番でしかないし、死後の真のプロセスを理解しようとする場合でも、俗世間上で行なわれている宗教慣習というか儀礼や風習も、ときにはあまりにも滑稽なものとせざるをえないように思えることもある。
記:神社神道では、亡くなった方は、火葬・埋骨された後もその霊魂は祖先の霊とともに家に留まり、遺族の守り神になるとされます。仏教では、高潔な方で亡くなった場合は来世で仏弟子として生まれ変わるとされますが。



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最終更新日  2023年01月03日 06時10分05秒
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