「神秘学概論」読解 25 土星紀進化概略:「神秘学概論」土星紀の進化プロセス区分 記:土星期の霊的存在の人間が体験する進化段階はシュタイナーの人智学出版社版よれば、そのプロセスの概略を見てみると七つに区分されます。 Iこの惑星上では、最も暗い人間意識が発達する(深いトランス意識)。それと同時に、人間の最初の原基が発達する。 II この進化は、七つの補助的段階(小周期あるいは「循環期」を通過する。これらの段階のそれぞれにおいて、高次諸霊は人体形成における自らの作業を開始する。 第一周期において、意志の霊(座天使) 第二周期において、叡智の霊(主天使) 第三周期において、運動の霊(権天使) 第四周期において、形態の霊(能天使) 第五周期において、人格の霊(根源の力) 第六周期において、火の子の霊(大天使) 第七周期において、薄明の子の霊(天使) III 第四周期において、人格の霊が自らを人類の段階にまで高める。 IV 第五周期以降、熾天使が示現する。 V 第六周期以降、智天使が示現する。 VI 第七周期以降、真の「人間の創造者」座天使が示現する。 VII 座天使の示現を通して、この最初の惑星の第七周期において、「霊人」アートマンの原基が発生する。 シュタイナーが晩年になって各種分野における応用もふくめた展開を行なっていくに際しては、「神智学協会」的な説明はむしろあまりに図式的すぎて、認識を妨げてしまうこともあるのではないかと危惧していることが伺える。実際、この「神秘学概論」での土星紀に関する説明でも、「周期」的な説明をしてはいない。高次の霊存在の働きとその展開のほうを中心に置いていて、それによって、読む者に図式的なとらえかたをさせないようにしている。恐らく此れは彼の現実的神秘体験と神智学協会の教義の離反の発端に起因する。