Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年04月02日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学」解析
シュタイナーのキリスト観-1- 1:パウロの「コリントの信徒への手紙」の二
 パウロは、ユダヤのなかでも可成り秀でたすぐれた秘儀参入者でしたし、加えてギリシァの秘儀にも精通していました。彼のその秘儀によれば、「キリスト」はこの世に現身の肉体をもって生まれるのではなく、将又、霊体(変容した肉体)としての復活ということを理解できなかったのでしょう。肉体からエーテル体(生命体)が離れた状態で活動するというのはその秘儀では周知のことではあったろうに人間の疑惑心は底が知れません。パウロのダマスクスでの体験というのは、復活する筈がないキリストをまさに霊体として体験し、そこで彼は新めて秘儀を体験したということになります。そして重要なのは、この「復活」除いてしまえば、キリスト教は、教義そのものが破綻します。キリスト教は「愛の宗教」だとかいうことがよくいわれるけれど、宗教というのは多かれ少なかれ、「愛(*キリスト教ではアガペー/agape)」の教え」だともいえます。そうであれば、但し、「復活」がなければ、それは表現形式の問題だけだということになってしまいます。そうではないということが、「コリントの信徒への手紙」にちゃんと書かれているのです。「キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です。更に、わたしたちは神の偽証人とされ見なされます。」ということは、キリスト教の教義の骨子はは、キリストの復活、死者の復活ということにあるということは確かででしょう。その復活は、魂のありようを失ったゾンビではなくて、人間の霊魂の進化のひとつの極致としての在り方です。密教であれば即身成仏がありますが、それは霊体(変容した肉体)としての復活ということに他ならない。肝要なのは、肉体をひとことでいって、ただ物質だとしてとらえれば、理解できないものがあるということです。



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最終更新日  2023年04月02日 11時58分57秒
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