Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年05月04日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学」解析「キリスト存在について」-13
 霊的世界での宇宙の経緯における発達は単なる繰り返しではない。新しい要素が入ってくるのです。人類が経験しているような人間の段階は、以前の天使、大天使、あるいは権天使の間で見られたようなものではありません。人類は世界の中で成就すべき全く新しい使命、私たちがちょうど今記述したような使命(*真実を知った自由自我の確立)を有しています。人類が地球世界に降って来たのはこの使命を達成するためです。キリストは人類の自由なる真実への助け手としてやって来ました。上から働きかける神としてではなく、多くの中の最初に生まれたものとしてやって来たのです。ヒエラルキアを構成するメンバーとしての人類の尊厳と重要性を十分に把握できるのはこのような方法によってのみです。私たちはより高次のヒエラルキア存在たちの高貴な本性と栄光を見上げて、自らに次のように言うことができます。「これらのヒエラルキア存在たちがいかに力強く、賢明で、善なるもの、従って、真の道から逸れることができないとしても、世界に自由を齎すということ。そして、自由とともに私たちが言葉の真の意味において愛と呼ぶところのものを齎すということこそが人類の偉大な使命なのだ」と。それと申しますのも、自由なしには愛は不可能だからです。特定の衝動にどうしても従うしかない存在たちは単にそうするだけですが、それ以外の方法が可能な存在にとって、それを可能にする唯一の力があります。そして、それが愛なのです。自由と愛は相互に属するふたつの極です。もし、愛が私たちの世界に入ってくるとすれば、それが可能になるのは自由によって、つまり、ルシファーとルシファーに打ち勝つ者、それはまた人間を救済する者でもあるキリストによってだけです。地球が愛と自由の宇宙であるというのはこの理由によりますが、重要なのは、私たちが、人類を謙遜から遠ざけようとすることなく、西洋の秘教においては絶えず知られてきたような一連のヒエラルキア存在たちに精通するようになるということです。
 セラフィーム、ケルビーム、そしてトローネは神の眼差しの下で伝達される直接的な衝動に従います。叡智霊、運動霊、そして、形態霊は、より高次の力にまだ非常に密接に結ばれているため、人間の前進的な発達を可能にするための反抗命令を受け取らなければなりません。大天使や人格霊でさえ、間違いを犯したり、自らの自由な決意によって悪に陥ったりということができません。人間の直上に位置するヒエラルキア存在たちは伝達者たちあるいは大伝達者たちと呼ばれますが、それは、彼らが彼ら自身の仕事を成し遂げるのではなく、上方から受け取った命令を単に遂行するものであることを示しています。一方、人間は自分自身の仕事を遂行するように徐々に成熟していくヒエラルキア存在なのです。木星期、金星期、そしてヴルカン星期の発展を通して、人類は自分自身の衝動の成就に向けて徐々に成熟していくでしょう。今日、この目標はまだ遙かなものであるとはいえ、いつか人類はそれを達成するでしょう。
 ヒエラルキア存在とは何でしょうか? 私たちはセラフィーム、ケルビーム、そしてトローネから始めます。彼らは神から受け取った衝動を遂行することによってその権威を行使します。次に来る運動霊は、その力を上方から受け取ったものに負っています。そして、そのことは形態霊にも当てはまります。もし、彼らが悪の存在になるとすれば、神的な世界の決定の結果としてそうすることができるようになるに過ぎません。そして今、人間のすぐ側まで降りてくる人格霊、大天使と天使である大いなる御使い・御使いに至ります。人間はどのようにしてヒエラルキアの位階に組み込まれるべきなのでしょうか。大天使と天使(大いなる御使いと御使い)の後に続いてヒエラルキア的な位階の中に置かれるべきであるのは、「自由の霊」あるいは「愛の霊」とでも呼べるようなものです。上から下に数えるとすれば、これは「10番目のヒエラルキア」です。この「10番目のヒエラルキア」はまだ発達の途上にありますが、それにもかかわらず、霊的なヒエラルキアに属しています。宇宙においては、単なる繰り返しが問題なのではありません。ひとつの周期が完結するたびに、新しい要素が宇宙進化の中に導入されます。そして、その新しい要素を組み込むのは、いつも人間の発達段階にあるヒエラルキア存在の仕事なのです。
 今回の講義では、人間の意味と重要性を、私たちの宇宙の意義を考察することによって、推し量ろうとしてきました。今日、私たちは、少なくともある程度は、人間存在の意義についての精神的な質問を投げかけました。そして、私たちは、秘儀の教えにしたがって、宇宙の真ん中にある点としての人間存在の重要性を確立しようと努めてきました。それを行う中で、私たちは中心の謎、つまり人間の謎を周辺から解明しようとしました。円周の観点から点の謎を解こうとしたのです。私たちはそうすることで、私たちの知識を現実の領域に置くことになります。これが、つまり、真の精神科学的な知識は現実的で具体的な知識でもあるということが本質的な点なのです。言い換えれば、精神科学的な知識自体が宇宙と精神的なヒエラルキアの像を直接創り出すのです。



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最終更新日  2023年05月04日 06時04分57秒
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