Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年05月21日
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カテゴリ: 霊魂論
アナーキズムから神智学へ *シュタイナーの「本来的自己」
5:アナーキズムと神智学-1 神秘主義への傾倒
 シュタイナーは、神秘主義という主題を媒介にしてヘルメス主義的世界観に精通、ここに至ってアナーキズムにおける自己への絶対的信頼は、自己と宇宙の本来的一体性と、それへの目覚めという言説においてさらに発展した。彼の「神秘主義」に続く「神秘的事実としてのキリスト教」(1902年)の著作においては、愈々本格的に宗教が題材にされることになる。その中に取り上げられるのは密儀宗教の系譜「選ばれし者の秘密の宗教」である。彼の言によれば人間の世俗的生を超えた霊的世界の存在と、人間の魂の不滅性と輪廻思想という「古代の叡智」が密儀宗教の参入者によって伝えられてきた。この密儀は,ギリシアやエジプトを通じて存在しており、キリスト教もこの密儀の系譜の延長線上にある。この密儀の参入者のひとりがプラトンである。1899年の彼のプラトン理解は、「背後世界」をつくりあげた哲学史の元凶であったのだが、1902年においては「秘儀参入者」プラトンとなる。プラトンこそが世界の奥義を知る者であり,彼はそれを著「ティマイオス」において神話というかたちで語ったとされる。かくてシュタイナーはヘルメス主義的世界観から、隠された奥義の系譜を記述する「神智学」へと本格的に移行する。1900年以前にも彼は友人であった神智学者エックシュタインなどを通じて神智学を知ってはいたが、その時期には基本的に神智学には肯定的評価を与えていなかった。然し乍ら、神智学協会内の諸人物、なかでも彼の未来の妻であるマリー・フォン・ジーフェルスと交際し、ブラヴァツキーの著「シークレット・ドクトリン」などの神智学文献を読むことで、神智学の言説に精通していきます。実際に彼は1902年の1月には神智学協会に入会し、同年10月には神智学協会ドイツ支部の事務総長という重要なポストに就いたのです。アナーキストとしてのシュタイナーにオカルティズムおよび神智学は哲学からの転身をさせたものは何であろう。
記: 神智学とオカルティズム――オルタナティブな「学問」として
シュタイナーが 1902年に入会した「神智学協会」の母体、ブラヴァツキーとオルコットによって1875年にニューヨークに設立された。当時流行していた心霊主義と距離をとり、自らの思想を「オカルティズム」および「神智学」と呼んだブラヴァツキーは、真の叡智とそれを保持する結社が今でもインドの霊的達人(参照:キリストの生まれ変わり説)によって維持されていると主張し、この達人から霊的メッセージを受け取ることで霊的な世界観・宇宙進化論や輪廻の思想を構想していった。東洋の思想と西洋の思想を混合させた彼女の神智学は、ヨーロッパにも波及し、各地で神智学協会の支部が設立された。ドイツでもいくつかの神智学サークルが結成され1902年に正式に神智学協会のドイツ支部が設立された。この新たな協会支部の代表的支柱として選出されたのがルドルフ・シュタイナー博士だ。



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最終更新日  2023年05月21日 06時10分06秒
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