Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年08月22日
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カテゴリ: 霊魂論
「四次元/Die Vierte Dimension」数学と現実
第二部 質疑応答 シュツットガルト 1919年ーーーー
◎質問:*記録なし。
答弁:「数学」とは、空間中で作用する力の総体を抽象化したものです。私たちが数学的な定理をアプリオリ(先験的)に有効であると言うとき、それは、人間が他の存在たちと同じ力の線上に存在しているという事実、そして、人間は空間の形式やその他のものに属していないあらゆるものからそれを抽出することができるという事実に基づいているのです。(了)
第二部 質疑応答 1920年3月7日
◎最初の質問:光の絶対伝播の法則は正しいのでしょうか。
答弁:最初の質問は、絶対空間中で光が一定の速度で進むかどうかに関するものであると思われます。ご存じのように、絶対空間中における光の伝播について語ることは実際不可能です。何故なら、絶対空間というものは存在しないからです。私たちが絶対空間について語る根拠とは一体何でしょうか。あなた方は、光の伝播は無限に大きく、光はその実際の伝播を媒体の抵抗から導き出してくると考えられると言いましたが、それは確かにそうです。そこで、お聞きしたいのですが、あなた方の観点から見て、他のあらゆる物体が移動する速度について語るのと同じ意味で、光の速度について語ることはそもそも可能なのでしょうか。*ヘルマン・フォン・バラヴァル:絶対に不可能です。
 もし、私たちが光を他の何らかの物体と同等のものであると仮定しないのであれば、他の物体の速度を測るのと同じ方法で光の速度を測定することはできません。通常の物体、物質的な対象物が、ある速度で空間中を飛行していると仮定してみましょう。この物体は、時間のなかにおけるある特定の瞬間に、ある特定の場所にありますが、速度を測るための私たちの方法全体が、ふたつの異なる時間の間で、その物体の位置が出発点とどれほど異なっているかを考察することに依存しています。この測定方法は、移動する物体がその移動線上の各点から完全に離れるときにのみ可能となります。その物体がこれらの点から離れるのではなく、後に痕跡を残すと仮定してみましょう。もし、一定の空間中を移動する物体がその空間を離れるのではなく、その移動ラインを占め続けるとしたならば、この測定方法を適用することはたちまち不可能になります。しかし、それは私たちがその差異を測定できないからではなく、推進する速度が推進される物体を絶えず変化させるからです。空間を離れるときにはその空間を空にするものではなく、その空間を完全に空にするかわりに、後に痕跡を残すような実体を取り扱うとき、通常の測定方法は適用できません。このように、物質的な物体の速度について語るのと同じ意味では、一定の光速度について語ることはできません。それは、位置的な差異という速度計算の基礎を与えるべきものに基づく等式を形成することができないからです。このように、私たちが光の伝播を扱うときには、光の外的な伝播速度についてのみ語らざるを得ないのが分かります。けれども、もし、私たちが光の伝播速度について語るとすれば、私たちは、その速度を測定するために、発散する光の源泉へと絶えず立ち返るように強いられることになるでしょう。たとえば太陽の場合、私たちは発散する光の起源へと立ち返らざるを得ないでしょう。私たちは光の発散が始まるところから測定を始めなければならず、その光が無限に複製されると仮定しなければならないでしょう。けれども、この仮定は正しくありません。何故なら、光が拡散していく最前面は単純にどこまでも大きくなるのではなく、ある種の弾性の法則に従うようになり、一定の大きさに達したときには、方向が逆転するからです。その地点では、私たちはもはや単純に拡散する光ではなく、戻ってくる光、同じ道を逆に辿りながら収縮する光を取り扱うことになります。つまり、この基盤の上に立てば、光に満たされた空間の中に存在すると仮定される単一の位置取り、つまり、ある地点から別の地点へと拡散する何かについてではなく、ふたつの実在の出会い、ひとつは中心からやって来るもの、もう一方は周辺からやって来るものですが、それらの出会いについて取り扱うことになります。ですから、次のような根本的な問いかけをしないわけにはいきません。私たちが光の伝達について考察するとき、私たちは本当に通常の意味における速度を取り扱っているのだろうかと。ご理解いただけたかどうか分かりませんが、私は通常の意味における伝播速度を取り扱っているのではありません。そして、通常の速度から光の速度へと踏み出すときには、弾性式に基づく定式を見いださなければならないのです。もし、物質の動きについてのイメージを用いるとすれば、そのような定式は、境界として固定された領域を有する弾性的に関連した空間部分が閉じた弾性系の中でどのように振る舞うかというその方法を反映したものでなければなりません。ですから、光の挙動についての記述に移るときには、通常の定式を用いることはできません。この理由により、アインシュタインの仕事には根本的な誤り、つまり、通常の力学的な定式、と申しますのも、それが彼の仕事だからですが、それをを光の拡散に適用し、空間中を進む物質的な対象物と同じ方法で光を測定することができるものと仮定するという根本的な誤りが見られるのです。光は、疾走する物質的、宇宙的な粒子から構成されているのではないということを彼は考慮していません。光とは輻射の痕跡を後に残すところの空間のなかでのできごとであり、そのため、それを測定するときには(*保存されなかった描写についての言及あり云々)、単純に、まるである物体が遠くからやってきて後に何も残さずに離れていくかのようにして測定することはできません。そうではなく、光が伝達されるときには、いつもそこに跡が残るのであって、それはある一定の速度で伝達されると云うことはできないのです。単に最前面だけが伝達されます。これが重要な点です。ここで扱っているのは、その拡散する要素によって分類された空間のなかにある特別な実体なのです。そして、そのとき、第一の誤りに関係した第二の誤りが見られます。つまり、アインシュタインは、実際にはお互いに接近する点からなる力学的な系に適用される原則を宇宙全体に適用し、そのため、その全体をひとつの系としてみたときには、宇宙は単に機械的な過程の総体ではあり得ないという事実を無視しているのです。例えば、もし、宇宙がひとつの有機体であるとするならば、その経過を機械的なものと仮定することはできません。私の手の中で機械的な経過が生じるとき、私の体全体が反応し始めるのであって、本質的に閉じた機械的な系によってそれが決定づけられることはありません。別の動きのための定式を光の動きに適用することは受け入れられますか。それとも、宇宙全体の反応が関わってくるでしょうか。宇宙全体の反応なしに光のない宇宙を想像することはよけいに困難ですが、この反応の働きは、閉じた機械的な系における速度とは非常に異なったものなのです。私にはこれらがアインシュタインのふたつの主要な誤りであるように見えます。私は彼の理論をただ簡単に調べただけですが、私たちは皆、数学的に誘導されたものは経験的な結果と実際に一致し得る、ということを知っています。例えば、太陽の傍を通り過ぎる星の光が理論的な予測値と一致したからといって、アインシュタインの理論がたちまち証明されたというわけではありません。
 アインシュタインの思考方法がいつも逆説的で抽象的な理由は、その背後に横たわるこれらふたつの主要な要因によるものです。この状況は皆さんが以前に用いたウィルヘルム・ブーシュによる例、すなわち、力を込めて腕を振り上げられたために、今にも顔をひっぱたかれるのではないかという感じを持つときの状況です。それは、時計が光速度で飛び去り、そして戻ってくるとしたら生じるであろうことからアインシュタインが結論を引き出すのにやや似ています。皆さんにお伺いしたいのですが、このような考えに何らかの現実性があるでしょうか。その考えを突き詰めることは絶対にできません。何故なら、時計に何が起こるかを考えざるを得ないからです。もし、あなた方が思考を現実だけに限定することに慣れているならば、あなた方はそのような思考を完結へともたらすことはできません。そのような考えを述べているアインシュタインの文章を読むと、彼の結論が今お話ししたような基本的な誤りに基づいているのが分かります。以上が私の最初のコメントです。



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最終更新日  2023年08月22日 06時10分08秒
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