Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年09月23日
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カテゴリ: 霊魂論
「霊的世界の入口/DIE SCHWELLE DER GEISTIGEN WELT」
10:霊的世界存在について
 霊視的な意識が元素的な世界の中で復活するとき、人間には感覚世界の中でだけ自分のものとすることができる生活を自分自身の中で展開することができる存在たちをそこに見出す。これらの存在たちが彼ら自身、即ち彼らの自我を感知するやり方は人間が感覚世界の中でそれを感知するのとは異なっている。彼らは彼らの意志を人間よりもはるかに強く彼らの自我に浸透させ、自分を意志するのである。彼らは彼らの存在を彼らの意志そのものによって獲得したものとして感知する。その一方で、彼らの思考に関しては、人間が思考を生み出すように、それを生み出しているという感情を有していない。彼らは彼らの思考のすべてを霊感として感知する。それは彼らの中にではなく、世界の中にあって、そこから彼らの中に流れ込んでくるものとして感じるのである。したがって、これらの存在にとっては、彼らの思考は世界に流出した思考秩序の鏡像であるということに疑いをはさむ余地は全くない。彼らは彼らの思考を思考するのではなく、世界思考を思考するのである。これらの存在は彼らの思考をもって世界思考の中に生きるが、彼らは自分自身を意志する。彼らの感情生活は彼らの意志と思考に従って形成される。彼らは自分たちを世界全体の一部と感じ、この世界全体に相応しいものであるように自ら意志することが不可欠であると感じる。霊視的になった魂がこれらの存在の世界に精通するとき、自分自身の思考、感情、そして意志についての理に適った表象へと至る。この人間の魂的能力は元素的な世界におけるエーテル的な人体の中では発展することができない。元素的な世界においては、人間の意志は弱く夢のような力に留まり、人間の思考はぼんやりとして吹き消されるような表象世界に留まる。そこでは自我感情はそもそも存在すらしない。人間にとって、これらすべてに至るためには、肉体を纏っていることが不可欠なのである。霊視的になった魂が元素的な世界から本来の霊的な世界に上昇するとき、元素的な世界に比べても、感覚世界の状況からさらに遠く離れた状況の中にあるのを体験する。元素的な世界の中では、まだ多くのものが感覚世界を想起させる霊的な世界の中では、完全に新しい関係性の前に立つことになる。感覚世界の中で獲得できた表象だけをそこで有している限り、何も始めることができない。とはいえ、人間は、感覚世界の内にある人間の魂として、内的な生を強化することにより、霊的世界での滞在を可能にするものを感覚世界から霊的世界に持ち出さなければならない。そのようにして強化された魂的生活を霊的世界に持ち出さない限り、人はその世界の中でひたすら無意識の状態に陥る。そのとき、人はちょうど感覚世界の中で植物がそうであるような状況に居合わすことになるだろう。人は人間の魂として、感覚世界の中には存在しないけれども、それでもその中に存在することが証されているものすべてを霊的世界に持ち込まなければならない。人は感覚世界の中のいかなる事物や事象にも直接的には対応しないこれらの証されたものによって喚起されるであろう表象を感覚世界の中で形成することができなければならない。感覚世界の中のあれこれの事物が描写するあらゆるもの、若しくは、彼是(あれこれ)の感覚的な事象が記述するあらゆるものは霊的な世界の中では無意味である。人が感覚によって知覚できるもの、感覚世界の中で用いられる理解力によって証明できるものは霊的世界の中には存在しないのである。霊的世界への参入に際しては、感覚的な表象を適用可能な一切のものを置き去りにしなければならない。とはいえ、人が感覚的な事象や経過に対応しないような仕方で感覚世界の中で形成した表象は霊的な世界に参入するときにも魂の中に現存する。当然のことながら、誤って形成されたような表象も含まれているかも知れない。霊的な世界への参入に際して、これらの表象が意識の中に存在する場合には、それらが不適切なものであることがそれら自身の存在によって証明される。それらの表象は、魂がその誤った表象を正しいものに置き換えるために、感覚世界あるいは元素的な世界に戻ろうとする衝動を魂に刻印するように働く。けれども、霊的な世界の中で魂が正しい表象へともたらすものに向けては、その世界で縁のあるものが接近を試みる。魂が霊的な世界の中で感じるのは、その内的な存在全体が思考だけから成り立っているような存在たちがいるということである。これらの存在たちが有しているのは思考体とでも呼べるような体である。これらの存在たちは、ちょうど人間が感覚世界の中で自立性を体験するように、この思考体の中で自立性を体験する。霊的な世界の存在たちについての印象を獲得するために魂的生活を強化するためには、人間が取得する表象についての感情に浸透された思考が適している。元素的な世界における変容能力のために発達させられるべき献身の感情が高揚することで、人がそれへと変容すべき他者がこの献身の中で単に共感あるいは反感を感じさせられるだけではなく、献身する魂の中にその独自性をもって復活することができるとき、霊的な世界のための知覚能力が生じる。そのとき、ある霊的な存在はこのような仕方で、別の存在はまた別の仕方でいわば魂に語りかけるのである。そして、思考言語による霊的な交流が始まる人は思考を体験するのであるが、思考の中で存在を体験しているのを知っている。思考の中で自己表現するだけではなく、その独自性をもって思考の中に存在するものの中に生きるということは、魂によって霊的な世界に生きるということを意味している。魂が元素的な世界の存在たちに対して抱く感情とは、これらの存在たちは自分の中に射し込んでくる世界思考を有しており、彼らは彼らの中に射し込んでくるこれらの世界思考に従って自らを意志するというものである。人間が感覚世界の中ではじめて達成するようなことを達成するために、元素的な世界にまで下りてくる必要がなく、既に霊的な世界でこの存在段階を達成している存在たちに対して人間の魂が抱く感情とは、これらの存在たちは完全に思考素材から成り立っている、世界思考は彼らの中に流れ込んでくるのではなく、その存在たち自身が、その独自性をもって、この思考の織物の中に生きているというものである。彼らは世界思考が自分の中で生き生きと思考するのに任せる。彼らの生活は世界思考が語ることを知覚することの中で営まれる。そして、彼らの意志は思考を表現へともたらすことができることの中に存する。そして、彼らのこのような思考のあり方は本質的に世界に遡及する。存在であるところの思考が、やはり存在であるところの別の思考と会話するのである。人間の思考生活はこれらの霊的な思考存在生活の鏡像である。人間の魂は、感覚世界において物理的な存在の中に織り込まれているように、死と再誕の間の時期には、この思考存在生活の中に織り込まれる。魂の思考期間存在は、その魂が誕生あるいは、受胎を通して感覚的な存在へと歩み入るとき、この魂の運命を設計し、それに霊感を与えるように働く。人間の運命の中で働いているのは、魂の現在の地上生に先行する地上生から残された純粋な思考生命存在が世界の中で働くようになったものである。超感覚的な意識がこの思考生命存在の霊的な世界に参入すると、全く新しい状況の下で感覚世界に相対していると感じる。感覚世界においては、霊的な世界がひとつの「異なる世界」として魂の前に立っているように、霊的な世界の中では、この感覚世界がひとつの異なる世界としてその前に立つ。然し乍ら、この感覚世界は、霊的な眼差しにとって、感覚存在の内部で知覚し得るものすべてを欠いている。感覚や感覚に結びついた理解力によって把握されるようなあらゆる特性が消え去るようなものである。このことは逆に、霊的な世界から見ると、感覚世界の真に独自の本質自体は霊的なものであるということを示している。霊的な世界から眺める魂の眼差しの前に、以前の感覚世界の代わりに、霊的な存在たちが現れる。彼らが展開する働きが合流することによって、感覚を通して眺められる世界、独自の感覚存在としての人間が目の前にする世界となるものが生じるのである。霊的世界から見ると、感覚世界の特性、力、物質等々は消え去り、それらが単に見せかけのものであることが露になる。人が目の当たりにするのはそれでもこの世界から残った存在たちだけであり、これらの存在たちの中にこそ真の現実が横たわっているのである。元素的な世界についても同様である。霊的な世界からの眼差しにとって、存在たちそのものではないものはすべてこの世界から消え去る。そして、魂が感じるのは、この世界においても存在たちが関係しており、その存在たちは、彼らの働きを合流させることによって、共感と反感の器官を通して正に元素的なものとして現われるところの存在を現出させるということである。感覚世界の中の意識が周囲に有する状態や特性の代わりに、存在たちが現れるということが超感覚的な世界での体験にとって不可欠な要因となっているのである。超感覚的な世界は結局のところ存在たちの世界であることが明らかとなる。そして、これらの存在たち以外にもまだあるとすれば、それはこれらの存在たちの行為の表現として存在するものである。感覚の世界も元素的な世界も霊的な存在たちの行為として現れる。



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最終更新日  2023年09月23日 06時10分06秒
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