Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年01月04日
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カテゴリ: 霊魂論
内的霊的衝動の写しとしての美術史
第1講 ドルナハ  1916年10月8日-LXXI・LXXII・LXXIII
第71・72・73  ジオット派ボッティチェリ-王たちの礼拝・追悼・マリアの戴冠(*スライドはマグにフィカットの聖母である)
記:サンドロ・ボッティチェリは、フィレンツェを中心に活動し、ジョット(ジオット)と略して呼ばれるジョット・ディ・ボンドーネ(Giotto di Bondone)的な宗教画を描いた画家です。ジョットはルネサンス絵画の祖と呼ばれ、ジョットと彼に続く自然主義の画家たちを「フィレンツェ派」と呼びます。フィレンツェ派は、ボッティチェリを最終美としてジオットによって確立された造形伝統を受け継ぎ、15世紀初頭には優れた画家を輩出しました。ボッティチェリは陽気な性格で、冗談やいたずらなどで人々を笑わせ、友人も多かったと言われ、また、知識欲も旺盛でメディチ家に集まった知識人とも交流が深く、神話や哲学、詩の朗読などに夢中になり、そうしたことが作品の傾向によく顯れています。サンドロ・ボッティチェリ(1445/45~1510)は、本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピで、皮なめし職人の家に生まれました。ボッティチェリは兄が太っていたことから付いた「小さな樽」という意味のあだ名です。フィリッポ・リッピに師事したのち、アンドレア・デル・ヴェロッキオとの共同制作などに関わり1470年には独立、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家として知られ、写実的な手法から官能美と繊細な装飾の手法に移行しました。代表作には『春』、『ヴィーナスの誕生』などがあり、人間美を表現しています。
☆シュタイナー講演
 今、ボッティチェリからフラ・アンジェリコへとつながる系列を見たわけですが、これはマザッチオや
ギルランダイオにおいて見い出した精神との対照で、魂的なものを描く上での進展を私たちに作用させてみるためです。これらが、ジオットから発し、もうひとつの領域ではギベルティとドナテッロを経てこれら後者の画家へとつながってくる二つの潮流なのです。さて、今度は発展を前に進んで、これらの前提からルネサンスの偉大な画家たちに移り、そのうちさらにいくつかの絵画を私たちに作用させてみましょう。
この(73注:マリアの戴冠ではなくマグにフィカットの聖母)のような絵を前にしてみますと、私はこう申し上げたいのですが、十四世紀から十五世紀、さらには十六世紀へと至るこの時代に、霊的に観照されもの、つまり全体として霊的に観られていたものの描出から、人間的なものへという進行が、まったく並はずれて集中的なしかたで起こったようすがわかります。ギルランダイオのような画家の場合、私たちは、霊的なものが自然のなかに取り入れられ、表現において、表現することにおいて、高い段階にもた
らされているのを見、この(73 *マリアの戴冠ではなくマグにフィカットの聖母)では、もうひとつの潮流において、魂的なものが筆致のなかに至るま表現されているのを見ます。私たちはいわば、時代の経過のなかで、人間の形姿の認識、人間的表現の認識が、この時代に地球が天から獲得されるように、人間によって獲得されていくようすを見るのです。私たちはさらに、キリスト教の原理によって代表されるあの深まりが、ますますいっそう背景に退いてゆくとでも申し上げたいようすを見ます、そして今や人間を人間そのものとしてもっと深いしかたで理解しようとする一方、天的なものは前進していくためのひとつの道とみなされました、人間の内なるもの、それは表現され、人間の外なるものと、人間の共同生活において人間の外なるものに関わるもののなかに刻み込まれるのですが、そういう人間の内なるものを表現するためのひとつの道とみなされたのです。きわめてさまざまな道における人間的なものの獲得。これがそもそも、ここでこれほど見事に私たちの前に立ち現れてくるものなのです。

第71:ジオット派ボッティチェリ-王たちの礼拝



第72:ジオット派ボッティチェリ-追悼



第73A:*1マリアの戴冠(*スライドはマグにフィカットの聖母である)



第73B:*2マリアの戴冠




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最終更新日  2024年01月05日 06時01分25秒
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