Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年01月26日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー
内的霊的衝動の写しとしての美術史
第2講  ルネサンスの三人の巨匠 レオナルド ミケランジェロ ラファエロ
ドルナハ  1916年11月1日-7 ラファエロ
 ラファエロがそもそもローマに携えていったのは、生地ウルビーノでした、ラファエロもそこから育ったこの地域のささやかな芸術家たちに目を向ければ感じ取ることができますが、不思議な魔法の息吹がかけられたような中部イタリアの東部です。好ましい顔、特徴ある足の置き方、姿勢全体を備えた彼らの作品のなかには、道徳化していく分野、禁欲的な分野においてアッシジのフランチェスコにかつて現れたものが、後の時代になって芸術的にそうなったとでも申し上げたいものがあります。これが芸術的な形態と感情のなかに入り込んでいるのです。そこには、自然と人間への繊細な観照の独特の魔法の息吹が生きています。これはラファエロに生まれつき備わっていたものであり、さらに全生涯を通じて実際これをはっきりと打ち出します。そしてこの感情を彼はローマに携えていきます。私たちがこうした作品、絵画作品としてはやはり大部分がずいぶんと損なわれてはいますが、こうした作品が創造されたしかたのなかに身を置くなら、この感情は彼の作品から私たちの心情のなかへと溢れ出してきます。そしてラファエロがその魂のなかに担っているもの、それは、まさにウルビーノ的孤独とでも申し上げたいもののなかで発展したことによって、あの時代のなかにやはり孤独に存在する何かであり、ほかならあぬラファエロから人類の文化のなかへと広がっていったものなのです。つまり、ラファエロはこの要素とともに、時代の波に乗せられたように運ばれ、この要素を、芸術的な感情としてのキリスト教的感情の、この純粋に芸術的な完成を、時代の波に運ばれたいたるところで作用させたのです。これがラファエロの作品のいたるところに溢れ出していました。ルネサンス芸術の流れについてはこう申し上げたいのですが、レオナルドは大いなる世界の出来事のそのなかに、その鋭い世界理解をもっていたるところで人を刺しつつ立ち、ミケランジェロは当時の政治的な理解の内部に立ってそれを明白な感情衝動にし、ラファエロはあらゆるものからあまり触れられないまま、時代の波に運ばれて、殆ど言い表し得ないキリスト教的芸術的なものを、時代進化のなかに齎すのです。これがルネサンスの三人の巨匠を区別すると同時にひとつにするものです、と云うのも、彼らは、私たちに歴史的に現れてくるであろうルネサンス感情(Renaissance- Empfinden)における三つの要素を示しているからです。

参照画:ウルビーノ




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最終更新日  2024年01月26日 06時07分24秒
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