Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年08月11日
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カテゴリ: 霊魂論
ドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」 第二講(本講・解説) 1920年 3月22日 ドルナハ
第2講解説・第4回
 人間の生体組織における、呼吸活動、感覚・神経活動に関連した「上部」と栄養分の摂取、栄養分の消化、新陳代謝に関連した「下部」の相互作用について、新陳代謝プロセスが独立的な傾向を強める在り方が「ヒステリー」であり、それとは逆に、上部のプロセスが、上部の組織を酷使しすぎ、そのプロセスが正常に経過しないということによって起こるのが「神経衰弱」ですがそうした実像から認識されるのは、最初は単に機能的、エーテル的に存在しているものがその力を凝集することで、物質的現象が刻印されるということです。たとえば、最初はヒステリーの徴候としてだけ存在しているものが、下半身の疾患という形で物質的に現れたり、神経衰弱の場合も、喉の病気、頭部の病気として現れたりしますが、そのようにひとつの組織で起こることは、組織全体にも作用を及ぼすことになります。そうしたことを研究することこそが、医学の未来のために重要になります。さて、この上部と下部の相互作用について満足のいく実像が得られたなら、そこから出発して徐々に次のようなことが認識されるでしょう。すなわち、最初は単に機能的に存在しているもの、つまり私たちが言うところのエーテル的なもののなかで起こっているものが、いわばその力を凝集することで、器官的・物質的なものをとらえていくこと、そして最初はヒステリーの徴候としてのみ存在しているものが、さまざまな下半身の疾患のなかにいわばその物質的な形態を取り得ること、他面において神経衰弱は、喉の病気、頭部の病気のなかに器質的な形態を取り得ることについて語ることができるのです。神経衰弱的なものとヒステリー的なものに、当初は機能的なものだったこれらの物質的現象が刻印されるということ、これを研究することこそ未来の医学にとってはなはだ重要なことでしょう。器質的となったヒステリーの結果として、消化過程全体、下半身のあらゆる経過に不規則が生ずるでしょう。けれども、このようにひとつの組織で起こることは、さらに組織全体にも作用を及ぼします。不規則として生じていることが、さらに組織全体にも作用を及ぼすということを見過ごしてはなりません。たとえばヒステリー現象が、機能的、エーテル的にはまったく現れず、エーテル体が即座に物質体に押しつける場合がありますが、この場合、下半身の器官には疾患として現れてはきません。つまり物質的な病気にまでは到らないのです。しかしそれは、器官の疾患としてはあらわれてはこないものの、内部には存在していて、生体組織全体に働きかけています。そういう状態は病気と健康の間を漂っている状態だといえますが、その場合、下部から上部へと作用し、上部に反作用を与え、上部のネガのなかに、それが現れてくるという特殊な現象が起こります。そうした現象が、結核の素質をもたらすのだといえます。ふつうは神経衰弱を引き起こす領域に、ヒステリーの最初の物質的な結果である状態が作用して、結核の素質が現れるというのです。さて、その初期に機能的のもののなかに観察できるとしたら端的なヒステリー現象であるようなものが、そもそも機能的には全く現れてこないという場合を考えてみてください。確かにこういうことが起こりうるのです。機能的に表面に現れてくることなく、エーテル体が即座にそれを物質体に押しつけるのです。それは下半身の器官においてどんなかたちであれ明らかな疾患としては現れてきませんが、内部には存在しています。つまり下半身の器官には、いわばヒステリーの刻印を押されたものがあるのです。これは物質的なものに自らを押しつけたことにより、ヒステリー現象として心的に前面に現れてくることはないのですが、かと言って、やっかいな病気、物質的な病気であるにはまだ十分強くないのです。けれどもこれは、生体組織全体に働きかけるには十分な強さを持っています。その時、病気と健康の間を漂っていると申しましょうか、そういうものが、下から上へと作用を及ぼし、上部に反作用し、上部にいわば伝染してそのネガのなかに現れる、こういう特殊な現象が起こります。そこが一面的になったり、不規則になったりするとふつうは神経衰弱を引き起こすもとになる領域に、ヒステリーのいわば最初の物質的な結果である状態が作用してそこに現れる、こういう現象が結核への素質をもたらすのです。
記:人間の身体は、上部と下部で異なる機能を持っています。以下にそれぞれの主な働きを簡単に説明します。
●上部の働き
脳: 脳は思考、感情、記憶、運動の制御など、多くの重要な機能を担っています。脳の各部位には特定の役割があり、例えば前頭葉は意思決定や計画、頭頂葉は感覚情報の統合、側頭葉は聴覚と記憶、後頭葉は視覚を担当します1。
心臓: 心臓は血液を全身に送り出すポンプの役割を果たします。酸素と栄養を含む血液を体中に循環させることで、各組織や臓器が正常に機能するのを助けます2。
肺: 肺は呼吸を通じて酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する役割を担っています。酸素は血液を通じて全身に供給されます。
●下部の働き
胃と腸: 胃は食物を消化し、腸は栄養素を吸収します。胃は食物を分解し、腸はその栄養素を血液に取り込みます3。
腎臓: 腎臓は血液をろ過し、老廃物を尿として排出します。また、体内の水分や電解質のバランスを保つ役割もあります3。
骨盤内臓器: 骨盤内には膀胱や生殖器があり、排尿や生殖に関わる重要な機能を持っています。
参考図:人間身体2区分説



   第2講解説・第4回 了





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最終更新日  2024年08月11日 07時04分42秒
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