Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年09月02日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」 第四講 1920年 3月23日 ドルナハ*1998.11.21.改訳 本講:本文・解説
第四講解説 ●11
●11 松果腺と脳下垂体の真の緊張関係
11.上部と下部は、常に緊張関係にあり、それを制御することが治療においては重要になる。松果腺には、上部の力であるすべての力が現われており、下部の力である粘液腺、脳下垂体の力との真の緊張関係という観点がさらなる治療プロセスのための基本原理となる
 古代の医師たちは遺伝的な霊視力によって治療を行なっていたというのですが、それをそのまま現代に持ち込んでも得るところはほとんどないのだということはとても重要なことだと思います。遺伝的な霊視力というのではなく、まさにこの講義の最初にも述べられていたような病理学から治療法を取り出す理性(Ratio)が重要で、それによって治療に関するこうした認識を再獲得しなければならないわけです。然し乍ら、現代の唯物論的な医学は、こうした認識の大きな障げになっています。その誤謬に気づかなければなりません。
 上部と下部は、常に緊張関係にあり、それを制御することが治療においては重要です。松果腺には、上部の力であるすべての力が現われていて、下部の力である粘液腺、脳下垂体の力との真の緊張関係という観点がさらなる治療プロセスのための基本原理となります。これは新しい種類の認識方法で再び獲得されねばならないことです。むろん私たちは、いまだ遺伝的な霊視力に立脚していた古代の医師たちを、今日そのまま模倣することはできません。それでは得るところはほとんどないからです。それでもこういう事柄を再び獲得しなくてはならないのです。こういう事柄の獲得にとってまさに最初の障壁になっているのが、このような関連をそもそも探究しない純粋に唯物論的な医学教育です。今日の自然科学と医学にとって、脳はまったくもってひとつの内蔵であり、下腹部にあるものもひとつの内蔵です。ここでは、陽電気と陰電気はまったく同じもので、両方とも電気だと言う場合と同じ誤謬が犯されているということに、人々はまったく気づいておりません。陽電気と陰電気の間には、互いに均衡を求める緊張が生じているのとまったく同じように、人間においても上部と下部の間に絶えず緊張が存在しているからこそ、この誤謬に気づくことは、いっそう重要なのです。医学の分野において優先的に探究されるべきことは、本来、この緊張の制御という点にあるのです。この緊張はきょうはこのことを暗示しておくだけで、以後の考察でさらに詳しく述べていきますが、二つの器官に集中する力のなかに、つまり、松果腺といわゆる粘液腺のなかに現れています。松果腺においては、上部の力であるすべての力が現れており、下部の力である粘液腺の力、脳下垂体(Hypophysis cerebri)の力に対して緊張関係を成しているのです。ここには真の緊張関係が成立しています。この緊張関係に関して人間の状態全体から見解を打ち立てるならば、さらなる治療プロセスのための非常に良い基本原理が得られるのですが。これについては明日もう少しお話ししようと思います。皆さんのご質問にはすべて入っていくつもりです。けれどもすでに申しましたように、そのための基礎を作り上げなければならないのです。
記:Hypophysis cerebri は英語で「脳下垂体」を意味します。脳下垂体は内分泌系の主要な腺で、人間の生命を支えるために重要な機能を担っています。また、次のような特徴があります。1:脊椎動物のエンドクリーン腺の一種です。2:人間の場合は脳の基部に位置しています。3:科学的な研究の対象として長年にわたって注目されてきました。
参考図:uneven combination



   (第四講解説●11了・完了)

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最終更新日  2024年09月02日 09時34分12秒
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