Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年09月05日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第五講 本文・解説 1920年 3月25日 ドルナハ
第五講 本文-3 ホメオパシーとアロパシー
記:ホメオパシーとアロパシーは、異なるアプローチを持つ医療体系です。
*ホメオパシー
ホメオパシーは、「同種療法」とも呼ばれ、症状を引き起こす物質を非常に希釈して使用することで、体の自己治癒力を引き出す療法です。例えば、発熱を引き起こす物質を極端に薄めたものを使用して、体が自己治癒力を活性化させるように促します。この方法は、症状を抑えるのではなく、症状を出し切ることで身体に耐性をもたらす効能を期待した効果的治癒を目指します。
*アロパシー
アロパシーは、「対症療法」とも呼ばれ、現代西洋医学の主流です。このアプローチでは、症状を抑えるために薬物や手術を使用します。例えば、発熱には解熱剤を、痛みには鎮痛剤を使用するなど、症状と反対の効果を持つ治療法を用います。
<まとめ>
ホメオパシー:症状を引き起こす物質を希釈して使用し、自己治癒力を引き出す。
アロパシー:症状を抑えるために薬物や手術を使用する。
どちらのアプローチも、それぞれの考え方に基づいて治療を行います。
参考画:homeopathy - Allopathy



 精神科学としてはどのようにホメオパシー・アロパシー論争に介入しようというのか、これが皆さんの興味を引くことかもしれません。けれども、この介入というのは、今日はこのことについてさしあたり一般的なことをお話しし、個々のことがらを扱う際にもっと詳しく立ち入っていきたいと思いますが、本来かなり特殊なものだということです。と申しますのも、精神科学に判明しているものにとって、その根本において、本来アロパシー療法家というものは存在しないからです。実際のところ、アロパシー療法家というものは存在しないのです。なぜなら、アロパシー的に薬として処方されたものであっても、生体組織にあっては、ホメオパシーのプロセスをたどり、実際にこのホメオパシープロセスによってのみ癒していくからです。
したがっていかなるアロパシー療法家といえども本来は、自身の生体組織がホメオパシーをすることによって、アロパシー的な処置の支えとしているわけです。生体組織は、アロパシー療法家が行わないこと、つまり薬の個々の部分の関係の止揚ということをそもそも実行しているのです。ですからやはり、生体組織からこういった類のホメオパシーをすることを取り除くか否かということについてはかなりの差異があります。これは端的に、生体組織における治癒のプロセスは、薬がホメオパシー化されるときに徐々に現れてくる状態とおそらく関係しているためです。生体組織にとってはしかし、外界の物体がふつう有しているものは自らと対立するものであり、生体組織と外界の物体とは治癒上の親和性がないために、生体組織は外界の物体を異物として自分のなかに取り入れることになるので、アロパシー的な状態の薬を付与するときに発現する力をすべて生体組織に負わせると、生体組織は結局おそろしく負担をかけられて支障をきたしてしまうのです。物体からこのホメオパシー化を取り除くことが不可能な場合について、特にもう少しお話ししていくつもりです。さて、おわかりのようにホメオパシーとは根本的に言って、本来的な性質上、ある程度自然そのものから非常に注意深く、一子相伝のように秘かに学びとられてきたものなのです。たとえその際、これについてもさらに見ていきますが、ファナティズム(熱狂)が意味ありげな飛躍をしてしまったことがあったにせよ、そうされてきたのです。しかしここで重要なのは、人間と人間の外部の環境との個々の関係のためにいかに道を見出すことができるかということを認識していくことです。しかも私たちはここで、すでに昨日、別の席で申しましたように、古代の医学的著作に思慮深く沈潜することが役立つこともあるにせよ、むろん古代の医師たちが発言していたことを単にそのまま真似ることはできず、たとえば現代科学のあらゆる手段をもって、この人間と人間外部の環境との相互関係に入り込んでいくことに関わり合わねばならないのです。ここでまず確認しておくべきことは、物質の化学的な調査、つまり個々の物質が実験室で開示するもののなかに入り込んでいくようなことによっては、あまり多くのことは成し遂げられないということです。すでに示唆していましたように、本来こういう顕微鏡による観察を、これは実際一種の顕微鏡観察法なのですが、巨視的な観察、つまり宇宙そのものの観察から生ずるものに換えていかなければならないのです。きょうは先ず、皆さんに意味深い配列をお目にかけましょう。この配列は、人間外部の自然は一種の三分節状態において、三分節化された人間とどのように対応しているのかということをいわば私たちに提示してくれるものです。ここでとりわけ私たちが目を向けなければならないのは、可溶性を示すすべてのものです。おわかりでしょうか、可溶性というのは、すなわち、この地球という惑星の進化過程においてとりわけ大きな意味を有していた最後の特性なのです。地球において固体として分離されたものは、実際その大部分が根本においては宇宙的な溶解プロセスに還元され得るのです。この宇宙的溶解プロセスは克服され、その生命を奪って固体の部分を沈殿させたのです。しかしながら、単に沈殿物の機械的な堆積を想定したり、地学や地質学にこのことの基礎付けを求めたりするだけでは、それは皮相的というものです。地球形成、つまりそもそも固体的部分の地球体への組み込みということがすでにもう、本質的に、溶解状態から自らを結晶化させてくること、あるいは溶解状態から自らを沈殿させてくることという特殊なケースなのです。ですから溶解プロセスのなかに生きているものというのは、それが外的自然、つまり人間の外部の自然において実現される限り、過去時に人間が自らのうちから外へと出したものでもあると言うことができるのです。つまり外部における溶解に際しては、人間が自らから出した何かが起こっているわけです。そういうわけで、人間外部の宇宙における溶解プロセスが人間の生体組織の内的な経過とどのような関係にあるのかを研究することが重要でしょう。私が言及いたしました基本的に重要なことは、霊的ー魂的なものと肉体的ーエーテル的なものがあまりに強く結びついているある種の人たちは、器官的に塩分に対して渇いているあるいは飢えているということ、つまりそういう人たちは、その生体組織のなかで塩の沈殿プロセスを逆行させようとしている、すなわち、彼らはこの地球形成プロセスを破棄しようとしていて、根本において塩というものを、地球が固体化したとき以前の地球形成状態へと後退させようとしているということです。こういう事柄に目を向けることがとりわけ大切なのです。そうすることによって真に人間の生体組織と人間外部の自然との関係を洞察することができるのです。人間の本性そのもののなかに、外界において実現されているある種のプロセスを逆行させ、それに抵抗しようとする一種の器官的な要求があると言うことができます。昨日申しましたように、人間の脳を支えるために浮力が生じて重力に抵抗するということすら起こっているのですから。このように総じて抵抗する傾向が存在しているのです。
   (第五講 本文-3 ホメオパシーとアロパシー 了)

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最終更新日  2024年09月05日 07時12分25秒
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