Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年09月12日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第五講 本文・解説 1920年 3月25日 ドルナハ
第五講●解説 テーマ3.地球形成プロセスへの抵抗という観点から、人間の本性そのもののなかに、外界におけるプロセスを逆行させ、それに抵抗しようとする一種の器官的な要求がある。その抵抗とは、下部の人間を霊的・魂的なものから自由にすることである
 ここで述べられている「溶解プロセス」について理解するためには、前回少しだけ補足したシュタイナーの宇宙進化論的な人間進化の観点を念頭に置いておく必要があります。地球は、熱状態から、空気状態、液体状態、固体状態へと進化してきたのだといえるのですが、現在の固体状態になっているというのは、「宇宙的溶解プロセス」が「克服」され、「固体として分離された」ということです。「地球形成」は、「溶解(状態)から自らを結晶化させてくること」、「溶解(状態)から自らを沈殿させてくること」だったわけです。人間の外部の自然というのは、人間が自らの内から放出したもので、その放出されたもののなかで「溶解プロセス」が起こっているのだといえます。ですから、「人間外部の宇宙における溶解プロセス」と「人間の生体組織の内的な経過」との関連を見ることで、治療の重要な観点を導き出すことができるわけです。きょうは先ず、皆さんに意味深い配列をお目にかけましょう。この配列は、人間外部の自然は一種の三分節状態において、三分節化された人間とどのように対応しているのかということをいわば私たちに提示してくれるものです。ここでとりわけ私たちが目を向けなければならないのは、可溶性を示すすべてのものです。おわかりでしょうか、可溶性というのは、すなわち此の地球(*霊的地球)という惑星の進化過程においてとりわけ大きな意味を有していた最後の特性なのです。地球において固体として分離されたものは、実際その大部分が根本においては宇宙的な溶解プロセスに還元され得るのです。この宇宙的溶解プロセスは克服され、その生命を奪って固体の部分を沈殿させたのです。しかしながら、単に沈殿物の機械的な堆積を想定したり、地学や地質学にこのことの基礎付けを求めたりするだけでは、それは皮相的というものです。地球形成、つまりそもそも固体的部分の地球体への組み込みということが、すでにもう本質的に溶解(状態)から自らを結晶化させてくること、あるいは溶解(状態)から自らを沈殿させてくることという特殊なケースなのです。ですから溶解プロセスのなかに生きているものというのは、それが外的自然、つまり人間の外部の自然において実現される限り、人間がかつて自らのうちから外へと出したものでもある、と言うことができるのです。つまり外部における溶解に際しては、人間が自らから出した何かが起こっているわけです。そういうわけで、人間外部の宇宙における溶解プロセスが人間の生体組織の内的な経過とどのような関係にあるのかを研究することが重要でしょう。物質体とエーテル体がアストラル体と自我とどのような関係を持っているのかを認識することが必要だということ、そして、塩分を欲する人は、自我とアストラル体が物質体、エーテル体と強く結びついていることを示しているということが、この講の最初に述べられていましたが、そうした人は、その生体組織のなかで「塩の沈殿プロセス」を逆行させようとしているんのだといえます。つまり、「塩」を、「地球が固体化したとき以前の地球形成状態へと後退させようとしている」のです。そうした「地球形成プロセスに抵抗すること」に注目することで、人間の生体組織と外的自然との関係を洞察できるようになります。地球形成プロセスに抵抗するというのは、「下部の人間を霊的・魂的なものから自由に」し「上部の人間のなかへと駆逐すること」です。塩分を強く欲ししている人は、下部における霊的・魂的なものが強く働きすぎているのでその働きから自由になろうとしているのだといえるわけです。私が言及いたしました基本的に重要なことは、霊的・魂的なものと肉体的・エーテル的なものがあまりに強く結びついているある種の人たちは、器官的に塩分に対して渇いているあるいは飢えているということ、つまりそういう人たちは、その生体組織のなかで塩の沈殿プロセスを逆行させようとしている、すなわち、彼らはこの地球形成プロセスを破棄しようとしていて、根本において塩というものを、地球が固体化したとき以前の地球形成状態へと後退させようとしているということです。こういう事柄に目を向けることがとりわけ大切なのです。そうすることによって真に人間の生体組織と人間外部の自然との関係を洞察することができるのです。人間の本性そのもののなかに、外界において実現されているある種のプロセスを逆行させ、それに抵抗しようとする一種の器官的な要求があると言うことができます。昨日申しましたように、人間の脳を支えるために浮力が生じて重力に抵抗するということすら起こっているのですから。このように総じて抵抗する傾向が存在しているのです。さて、地球形成プロセスにまず抵抗するというのは、これはいったいどういうことなのでしょうか。それが意味しているのは根本的に、下部の人間を霊的・魂的なものから自由にすること、霊的・魂的なものを下部の人間から、まずはたとえば上部の人間のなかへと駆逐することにほかなりません。つまり、塩への渇望が存在している場合に必ず、この塩への渇望が私たちに知らしめることは、下部人間が何らかのしかたで、下部における霊的・魂的なものの強すぎる働きから自由になろうとしていること、下部人間はこの霊的・魂的なものの働きをいわば上部人間に流出させようとしているということなのです。
参考画:塩柱となった人間



   (第五講●解説 テーマ■3.地球形成プロセスへの抵抗という観点-了)

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最終更新日  2024年09月12日 08時35分49秒
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