Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年09月17日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第五講 本文・解説 1920年 3月25日 ドルナハ
第五講●解説 テーマ8 植物成長のさまざまな傾向と人間外部の自然における鉱物の働きの三つの類型
 植物成長傾向・人間外部の自然における鉱物の働き、燐的なもの、塩的なもの、水銀的なものはある意味で平衡している。内的に花・実形成の性質を持つものも燐的なものの人間の下腹部の器官に強い親和性を持つ。植物において根の方へ向かうもの、塩的なものは上に向かって組織するものすべてに対して親和性を持つ。テーマ6「植物的なものと人間的なもの」でも少しふれたように、鉱物的なもののなかの3つの類型である「燐的なもの」、「塩的なもの」、「水銀的なもの」は、植物成長の傾向に関しても、ある意味でそれが平行して見られます。花や種子、そして寄生植物のヤドリギのような情報を目指す傾向性のあるもの、「計測できないもの」を内面化する傾向をもっているものは、「燐的」であるということができます。それに対して、根のように下方を目指す方向性のあるもの、地球を母なる基盤として展開するものが、「塩的」であるということができます。そして、その両者を仲介し、平衡をもたらす働きを水銀プロセスであるということができます。植物と人間は逆転した関係、180度の関係にあるということが述べられていましたが、そのことを考慮すれば、内的に花-実形成の性質を持つ「燐的なもの」は人間の下腹部の器官に強い親和性を持つといえますし、植物において根の方へ向かうもの、「塩的なもの」は、上に向かって組織するものすべてに対して親和性を持つといえます。ここで明かになってくることは、植物成長のこれらさまざまな傾向と、私がきょう人間の外部の自然における鉱物の働きの三つの類型としてあげたものとが、ある意味で並行しているということです。とりわけ植物の自らを解放しようとする働きのなかにあって、さらに寄生植物の内的な活動において最高潮に達するものに目を向けるなら、計測できないものを内面化する傾向を持っているものが得られます。計測できないものとして宇宙から地球へと流れ込むものは、これらの器官が優勢であれば、「燐実質」のなかに保存されるのと同じように、これらの器官のなかに保存されるのです。ですからつまり、花、種子、それからヤドリギその他への傾向があるもののすべて、これらはある意味で燐的であると言うことができるのです。そして逆に、根をおろすプロセスを研究すればわかることですが、植物が地球を自分の母なる基盤とみなすことで展開するものは、塩形成と密接に関わっているのです。このように他ならぬ植物において私たちはこれらの両極に直面するわけです。そして両者を仲介する植物の働き、この働きを皆さんは常に、上方を目指す花や実のようなものと、下方に根を降ろすものとの間に見ているのですが、この仲介する働きのなかに水銀プロセスがあって、これが平衡をもたらしているのです。したがって皆さんが今、植物の体勢が人間と逆転していることを考慮されれば、次のように言われることでしょう。つまり、内的に花・実形成の性質を持つものはすべて、人間の下腹部の器官および人間の下腹部から方向づけられるすべての器官に対して、非常に強い親和性を有しているにちがいない、さらに燐的なものも、人間の下腹部の器官に対して非常に強い親和性を有しているにちがいないと。これがまったくもって正しいということは、明日以降見ていきます。これに対して、植物において根のほうへ向かうもの、これはすべて、上に向かって組織されるものすべてに対して特殊な親和性を持つでしょう。しかし、そうしたことから、人間を図式化して、単純に三つの部分に分けることはできないということを注意する必要があります。最も下の部分に属する消化システムにおいても、頭部にまで継続しています。思考物質として大きな意味を持っているのは、脳の灰白質ではなく白質の部分ですが、灰白質の部分は、脳に栄養を与えるためにある「消化器官のコロニー」だといえます。消化について見ていく場合、下腹部だけに目を向けることはできないのですから、根の方へ向かうもの、塩的なものは、上部に親和性を持つとはいっても、その他の部分とも関わり合っているのだということを忘れることはできません。
記:自己の体調が悪くなると、人間不思議に普段では気にしなかったことに気付かされます。それは人間身体の構成部分は或る意味だけではなく実質的に分担された自己の構成部分のみで思考判断を下していることです。仮にこれ以外の方法、脳で思考判断一括処理をするならばもはや化学反応における信号は、ローカルバスなみの速度で、量子コンピューターを人間の脳に継続する必要に迫られます。かって、古生代(Paleozoic era)の大型恐竜では第二の脳を持つものは珍しくなかったのです。
参考画:Stegosaurus



 燐的なものと塩的なものの両者を仲介し、平衡をもたらす働きを水銀プロセスであるということが述べられていましたが、花を咲かせたり実を結んだりするものと、根のようなものとを調停するものである葉や通常の草などにあらわれているものは、上部人間と下部人間の間の「律動的調和」に関するものに関わっています。けれどもこのとき、当然に注意しておかねばならないことは、人間を単純に外的な図式にのっとって三つの部分に分けることはできず、たとえば最も下の部分に属する消化システムにしても、上を目指して頭部までいわば継続しているのです。脳の灰白質のなかに本質的に思考物質が与えられているというのは、まったくばかげた見解と言ってよろしいのではないかと思います。これは正しくないからです。脳の灰白質は本質的に、脳に栄養を与えるためにそこにあるのであって、本来脳に栄養を与えるための消化器官のコロニーなのです。一方、「脳の白質」であるもの、これこそが、思考物質として大きな意味を持っているのです。したがって皆さんは、脳の灰白質の解剖学的な様相においてすでに、通常灰白質に帰せられているものよりも、むしろ全体的な活動に関係しているものを見出されることでしょうですから、消化について語るとき、単に下腹部についてのみ語ることはできないということがおわかりでしょう。まったくもって肝要なのは、根のようなものの親和性に目を向けるとき、そこでは単に上部人間のみではなく人間の他の部分とも関連するものと関わり合っているということです。植物において、花を咲かせるもの、実を結ぶものと、根のようなものとの間を調停するもの、つまり、いわば葉やその他通常の草などに現れているもの、これは、抽出された状態であっても、循環障害や、さらには上部人間と下部人間の間の律動的調和に関係するすべてのものにとって、特別な意味を持つでしょうこのように鉱物の働きの三つの類型である「燐的なもの」、「塩的なもの」、「水銀的なもの」は、植物成長のさまざまな傾向にも見出すことができます。そのことで、その人間の生体組織との相互関係という観点を得ることができ、植物治療薬を用いるための基礎が築かれることになります。先ほど、計測できないものを内面かする鉱物と、計測できないものを自分から遠ざける鉱物、そしてこの両者の間にある鉱物が示されましたが、これはごらんのように、いわば植物の構成全体と対比することができるのです。そしてそうすることによって皆さんは、植物がいずれかの器官を発達させることに重きを置く度合いに応じて、人間の生体組織との相互関係を確立するための最初の合理的な手段を、植物そのものから手に入れるのです。これがさらにどのように特殊化されていくかは、いずれ見ていくつもりです。
   (第五講●解説 テーマ■8 植物成長のさまざまな傾向と人間外部の自然における鉱物の働きの三つの類型 -了)





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最終更新日  2024年09月17日 06時10分07秒
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