Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年10月01日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー「精神科学と医学」
第六講-3/植物は、両極的対立のプロセスに拘束されている
テーマ3要項 植物相は地球そのものと地球外のものとの相互作用を、形態だけではなく内的な化学現象、器官組織全体に及ぶまで完全な形で有している。植物は、光と重力、灰化していくものと火のなかに開示されているもの、計測できるものとできないものとの両極的対立のプロセスのなかに拘束されている。この節では、さらに具体的に、植物の宇宙的連関について言及されていきます。
 皆さんは実際には次のような事実に目を向けてごらんになりさえすればよいのです。根的なものに傾いている植物、つまり、花形成に傾いている植物ほどには、花・種子形成のプロセスを成し遂げていない植物を燃やすと、あるいは全般に植物の根を燃やすと、花を燃やすときよりも、あるいはヤドリギや樹の類の植物を燃やすときよりも、はるかに多量の灰成分が出るという事実です。この違いは端的に、太陽の下位にあるもの、つまり月的なもの、水星的なもの、金星的なものは、根の形成に向かって強い傾向性を示すような植物に対してより強く作用しているということに由来しています。灰のなかには、鉄、マンガン、珪石(Kiesel)といった、実際直接的な薬を析出し、植物から何かを利用するときにも薬として現われてくる成分が見出されます。これに対して、これとは反対の種類の植物を燃やすときには、灰の成分は少ししかないでしょう。この燃焼プロセスのなかに現われているもの、これは何はさておき、植物が単に地球上に見出されるものだけに属すのではなく、宇宙全体の一部であることを示す、正確な外的参照記録(ドキュメント)なのです。植物の燃焼プロセスは、植物が宇宙全体から作用を受けていることを顕しています。「根的なものに傾いている植物」を燃やすと、「花形成に傾いている植物」を燃やすときよりも、多量の灰がでます。それは、根の形成に向かって強い傾向性を示す植物が、月、水星、金星からの強い作用を受けているためです。その灰には、鉄、マンガン、珪石といった薬としても利用できる成分が見出されます。植物プロセスをもっと完全に観察してごらんなさい。一年生の植物の場合、植物プロセスはいわば、種子の形成とともにある特定の季節に中断されます。つまりこの種子形成を、私たちはおもに地球外のものに還元しなければならないのです。けれどもこの種子形成は中断され、それは地上的なものにゆだねられて、より古い年にはある意味でもっと高い段階に達していたものが、より新しい年には、いわばそれより低い段階で再び継続されていかねばなりません。ですから皆さんは植物の成長全体のなかに、独特な進行を観察することができるのです。ここが地球の表面だと考えて下さい。さらに、植物全体が地上から生えて、地球外のものに向かっています。けれども、地球外で形成されたものは、再び地球へともどされ、循環が新たに始まるのです。したがって、皆さんが植物の成長全体を観察されるなら、本来、天の諸力が毎年地球へと降下し、地球の諸力と結びついてこの循環が新たに完了するというわけです。つまり天の諸力は毎年、花・実的なものを根的なもののなかに沈降させ、それによって、植物の成長全体を支配している円環を達成するのです・植物相は、地球そのものと地球外のものとの相互作用を受けています。植物は、地上から地球外へ向かって成長していきますが、天の諸力はまた種子の形成によって地球へと下降し、花・実的なものを根的なもののなかへと沈降させていくように、植物プロセスは、地球外へ向かう力と地球へ向かう力とが円環をなして循環していくものとしてとらえることができます。お解かりでしょうか。ここで皆さんに指摘されていることは、私たちは実際のところ、地球の植物相とみなしているもののなかに、地球そのものと地球外のものとの相互作用を、完全なかたちで示しているものを有しているということなのです。これは、単に形態にまで及んでいるのみならず、内的な化学的現象る(Chemismus)と器官組織全体にも及んでいます。何故なら丁度、地球的なものが、形態の機構において、宇宙的なものに克服されるように、いわば植物における地球的な化学現象も、地球外のものによって克服されるからです。そしてこれがある程度まで克服されると、今度は地上的な化学現象を示すために、またもや地上的なもののなかに戻されるのです。さらに、地上的な化学現象は、灰的なもののなかに現われているすべてのものに外的に示されていること、つまり地上的な化学現象は、生命的なものから抜け落ちるものによって表わされるということが皆さんにほとんど明確になるでしょう。この地上的化学現象は重力に屈服し、一方、植物の上へ向かう成長は、重力その他の地球に結びついた諸力を、絶えず克服しているのです。こうして私たちは、重力と光の両極的対立について語ることができます。光とは、絶えず重力を克服しているものです。そしてこの、光と重力との闘い、灰へと押し寄せるものと、火へと押し寄せるものとの闘いのなかに、このプロセスのなかに、植物はある意味で拘束されているのです。ここで私たちに示されるのは、灰化していくものと、火のなかに開示されるものとの両極的対立、計測できるものと計測できないものとの対立です。さてここで一面において、宇宙的連関のなかにある植物界が得られた植物相において見られる地球そのものと地球外のものとの相互作用は、その形態だけではなく、内的な化学現象や器官組織全体にまで及んでいます。植物における地球的な化学現象も、植物の上に向かう成長力が、重力などの地球に結びついた諸力を克服しているのだといえるように、地球外のものによって克服されますが、それはまた地上的なもののなかに戻されていきます。その現象は、重力と光との対立、灰化していくものと火のなかに開示されるものとの対立、計測できるものと計測できないものとの対立を示しているのだといえます。
参考画:Treeship Hyperion



   第六講●解説テーマ解説3-了

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最終更新日  2024年10月01日 06時45分48秒
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