Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年10月05日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー「精神科学と医学」
第六講-6/地上の物質は、星々の共同作用の産物である
テーマ解説6. 地上で起こっていることは地球外に存在しているものの作用であり、地上の物質は、星々の共同作用の産物である。地上の物質、特に金属は、地球外の宇宙のある種の配置と関係づけられる。
 さて、私たちが光的なものを探究しようとすれば、いわばこの太陽系において「太陽の上位にある」もの、つまり、火星的なもの、木星的なもの、土星的なもののなかにあるものすべてに、眼差しを向けなければなりません。そして地球上で起こっていることはすべて、ある意味で、地球外に存在しているものの作用ですから、私たちは地上的なもののなかに、まさにこのような、宇宙で起こっていることの作用を見い出さなければならないのです。このことは、今日の分子物理学、あるいは分子、原子、化学が行なっているような抽象的、空想的なやりかたで、地上的な物質のなかに、その物質の配置や凝集状態の根拠を探し求める方向には向かいません。この原子化学は、いわば見ることのできないものを、つまり物体の構成の内部をのぞき込み、原子や分子についてありとあらゆる好ましい予想を考え出し、さらには、今日は減ったかもしれませんが、数十年前には非常に誇らしげに語られていたこと、物体の構成の内部で生起しているものの、「天文学的認識」について語るわけです。少し以前にはこれについて語られていたのです。一昨日の公開講演で申し上げましたように(☆1)、今日ではこういうものの写真を撮影するのです。心霊主義的なグループにおいてすら写真を撮影しています。「霊の写真」をです。今日、自然研究者は、霊の写真を信用しない傾向がありますので、彼らは、こういう事柄を見通している他のひとたちが、原子の写真を信用しないことを承認しなければなりません。なぜなら、こういう原子の写真も、霊の写真も同じ影響の下にあるからです。☆1 1920年3月24日の「人智学と現代の諸科学」という講演のこと。「精神科学と現代の生の要請」(小冊子5、1950年、ドルナハ)所収。地球の上方へと向かう植物生成における葉・花形成においては、太陽の上位にある火星的なもの、木星的なもの、土星的なものの相互作用が働き、地球の下方へと向かう根形成においては、太陽の下位にある水星的なもの、金星的なもの、月的なものの相互作用が働いています。光と重力という両極的な対立において光的なものを探究するときには、そうした太陽の上位にある、火星的なもの、木星的なもの、土星的なもののなかにあるもののすべてに眼を向ける必要があります。地上で起こっていることを見るためには、地球外に存在しているものの作用を見ていかなければなりません。何かを見るためには、それに働きかけているものの作用を見ていかなければならなりませんから、いくら一生懸命に顕微鏡を覗き込んでも何もわからないのです(*ここでシュタイナーは、「原子の写真も、霊の写真も同じ影響の下にある」と述べているのですが、それらはともに偏狭な唯物論でしかありません。シュタイナーが行っているスピリチュアリズム批判にしても、それは霊的なものの探究のようにみえて、姿を変えた唯物論であるということが強調されています。)。植物のなかに見られるものは、原子や分子に結びついている力ではなく、地球の外部で作用していて地上の物質に影響を与えている力なのです。ですから、私たちが地上の物質を配置したなら、そのなかに存在しているのは、この配置に作用している原子や分子といった小さなデーモン(demon)たちではなく、何らかの方法で作用している宇宙的な力なのです。つまり、地球外部のもののなかに、ある配置が成立すると、たとえばこの太陽系から土星が、地球のある一点にとりわけ有利に作用するような配置が成立すると、土星が有利に作用することができるのは、土星の作用系統から他の作用系統ができるだけ遠く離れていて、つまりこれが地球で、土星が地球に作用しているとしますと、すなわち、太陽の作用、火星の作用その他が、土星の軌道内や、土星の軌道のすぐ近くに無く、できるだけ遠く離れていて、いわば土星だけが作用しているときなのですが、そういう配置が成立すると、この地球は他の原因によって特殊化されているために、地球のこの箇所に、こういう土星の力にとって、この場合はその他の地球外的な諸力には少ししか影響されていない土星の力にとって、有利な配置が存在すると、地上の物質のなかに、同じ関係においてたとえば火星が作用するのとは異なった構造が引き起こされるのです。私たちが地上の物質のなかに見ているものは、まさしく星々の共同作用の産物に他なりません。したがって、今私が切り離してみた場合、つまり、土星が地球のある特定の箇所にとりわけ有利に、そして長期間作用する場合、ここに鉛の出現をみることによって、この産物のなかでの土星の作用が私たちに明らかになるのです。物質の分子や原子に対する顕微鏡的なアプローチではなく。地上の物質は、星々の共同作用の産物であり、そうした地球外の宇宙のある種の配置と関係づけられるという観点が必要です。これが、ある種の地上の物質、とりわけ金属性の物質が、地球外の宇宙のある種の配置と関係づけられなければならない理由なのです。ここで可能なことは、今日の研究、今日の精神科学が提供することができるものを、以前太古の叡智から提供されていたもの、本来再発見することによってしか理解できないものとの対比に導くことに他なりません。と申しますのも、古代の文書というものは、今日の化学的、物理学的に思考する人々にとって、実際根本において読むことのできないものだからです。以下の例はこのことを教えてくれます。北欧のある非常に聡明な学者Theodor Svedbergが、ある錬金術の歴史に書き留めたことですが(☆2)、彼はここで、彼が言うには、今日の化学的概念からすればまったく無意味なプロセスを挙げています。このプロセスからは何も見つけられないからです。これはまったく正当なことです。それは鉛プロセスです。しかし、この善良な人物は、このプロセスによって種子形成プロセスが説明されていることを知らなかったのです。彼は、このプロセスによって、実験室内でのプロセスが説明されているのだと考えました。そうなるとこれは当然無意味です。けれども、術語を完全に、いわば別の世界に適用しなければならないこと、表現によっては、まったく別のことを考えなくてはならない場合があること、こういうことをこの人物は全く知らず、そのため彼にとってこのプロセスは無意味なのです。彼は正当であると同時にもちろん正当ではないのです。
☆2 テオドール・スヴェドベリ(Theodor Svedberg/1884年-1971年)はスウェーデンの化学者。「物質/Die Materie」という著書のこと。1914年にドイツ語に翻訳出版された。
記:太古の叡智の記された文書というのは、それをそのまま現代で読むことはできません。そこに記された叡智は、精神科学によって再発見されなければならないのです。たとえば、「鉛プロセス」を実験室のなかでのものとしてとらえても無意味で、それは「種子形成プロセス」について記されているのだということを理解しなければならないのです。
   第六講●解説/テーマ解説6-了
参照画:dark matter



*Mit Atomwolken die r?tselhafte Dunkle Materie detektieren ? TU Darmstadt(原子雲による謎の暗黒物質の抽出)

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最終更新日  2024年10月05日 06時57分18秒
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