Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年10月17日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第九講 1920年 3月29日   ドルナハ
第九講-2
 前項に続いて、膀胱の働きが不十分なことによって人間の生体組織に現われてくるすべてのものに移ります。私がこの点について申しますことは、もしかすると皆さんにはいくらか素人じみていると思われるかもしれません。けれども、私がどういう言い方をいたしましょうとも、これは、今日科学的と称されているもの以上に科学的なのです。膀胱というものは、そもそもが、その本質においてはひとつの吸引手段なのです。膀胱はいわば、人間の生体組織における空洞化(Aushoehlung)するものとして作用し、引き寄せるものなのです。膀胱は根本的に、人間の生体組織がその場所において空洞化されるということに依拠しているのです。膀胱の他の生体組織に対する作用は、ちょうど、水中のガス球の作用のようなものです。ここにガス球があるとしますと、これは希薄化された物質から成るもので、全面を水、つまりより濃密な物質に取り囲まれています。そして、この希薄化された球から起こる作用は、人間の生体組織に膀胱全体が及ぼしている作用に似ているのです。その結果、人間が、膀胱が齎すべきものすべてに関して煩わされることになるのは次のような場合です。正しく内的な運動をする機会があまりなかったり、つまり私が申し上げたいのは、噛まずに飲み込んだりして、食べること自体に正しく注意を払わなかったり、消化している間、休息と運動の節度を守らなかったりして消化の経過全体を妨げたりなどする場合です。内的な運動性を内的に妨げるものはすべて、膀胱生活とでも呼ぶことのできるものをも妨げるのです。さて、人間というものは、皆さんがその人の心臓に不規則さを予想したら、たぶん何らかの活気のある運動を処方することはできるけれども、皆さんが彼の内的な運動を調整しようとしても、彼の習慣がそうなってしまっているので、彼は受け容れたがらない、そういうものではないでしょうか。とはいえ、次のような場合はすぐさまうまくいくでしょう。つまりはそうですね、、飲み込んだり、その他消化を妨げることによって、身体に必要な休息を与える傾向を持っていないような人物を、気象学的に治療すると申しますか、つまりもっと酸素の多い空気のなかに連れていくという試みを皆さんがなさる場合です。こういう空気のなかでは、その人はもっと呼吸せざるを得ない、つまり呼吸プロセスに対して無意識にもっと慎重にならざるを得ないのです。そうすると、この呼吸プロセスの調整が他の器官プロセスの調整へと移行するわけです。ですから、このように不規則な膀胱機能に悩んでいるひとを、皆さんが、人工的にか、望むらくは自然に、異なった空気、もっと酸素の多い空気のなかに連れていけば、この生活様式の変化によって端的に、ある種の均衡がもたらされることがおわかりになるでしょう。とりわけ重要なのは、最も広い意味での外的な気象学に関連している第三の器官に注意を払うことです。それは肝臓です。人間の生体組織のなかで一見遮断されているように見えるとしても、肝臓は高度に外界に組み込まれています。しかも、この外界に組み込まれているということが確かめられるのは、肝臓の状態はいわば常に、ある場所の水の状態に左右されるということが皆さんにおわかりになることによってなのです。そもそも、ある場所に住んでいるひとの肝臓の状態を正しく見ることができるためには、その場所の水の状態が常に研究されねばならないでしょう。味わうことは肝臓の発達を促進させますが(☆1)、これが過度に起こると、肝臓を退縮させるのと同じことになるでしょう。つまり、人間における多すぎる飲食、過度の飲食は肝臓を退縮させるのと同じなのです。内的な飲食と申しますか、口蓋と舌に限定されるべきものが継続されたもの、楽しく共感的に食事を取るにせよ、あるいは反感を持って不愉快に食事を取るにせよ、食事をすることが、より内面へと継続されたもの、これが肝臓の退縮をもたらすものなのです。したがって、ぜひとも必要なことは、このことに目を向け、これを確かめるのは実際しばしば非常に困難なのですが、肝臓生活に何らかの支障がある人々に、味覚を研究し、味覚それ自体のなかに何かを見出す習慣をつける試みをしてみることです。肝臓生活といずれかの場所そのものにおける水の状態との内的な関係を徹底的に研究することは、きわめて困難でしょう。なぜなら、その依存関係はきわめて精妙なもので、たとえば、そうですね、そこの水が非常に石灰を含む場所では、水が石灰をあまり含まない場所とは異なった肝臓疾患が発生するといったことも考慮しなければならないからです。何と言っても、できるだけ水から石灰を遠ざけておくことによって、肝臓生活が促進されるということに注意し、常に注目すると良いでしょう。もちろん、それを実現するための手段と方法を見つけださなければなりませんが。
   第九講-2 了
参考画:人間身体の珪化




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最終更新日  2024年10月17日 06時10分07秒
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