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2013.09.06
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カテゴリ: 宝塚
今日3回目の更新、失礼します。
花組「愛と革命の詩 -アンドレア・シェニエ」「Mr.Swing!」見てまいりました。

宝塚友の会の先行予約、抽選がことごとくはずれまして、
仕方なく一般前売りで買った座席は
1階22列60番台。
スターさんを仰ぎみたりかぶりついたりできる席ではありませんが
舞台全体を見渡せて、見やすい席でした。

「愛と革命の詩 -アンドレア・シェニエ-」。
実在の詩人アンドレア・シェニエを主人公にした
オペラ「アンドレア・シェニエ」を下敷きにした
植田景子先生の作品です。
恥ずかしながら私はアンドレア・シェニエという詩人の存在も
オペラのことも全く知らず、白紙の状態で観劇しました。

そっちょくな感想は、あれとあれとあれとあれを足して分母数で割った感じ。
具体的に言うと「ベルサイユのばら」「スカーレット・ピンーパーネル」、
「ロミオとジュリエット」、「アイーダ」です。

まず冒頭に黒い天使と白い天使なるものが登場するので
「あ、これってロミオとジュリエットと同じ手法…」と思ってしまいました。

ストーリーは
革命迫るフランス。
貴族の館では夜な夜な舞踏会が催されているが
虐げられている市民は爆発寸前であった。
そんな時代に詩人が生き残るにはパトロンの後ろ盾を得ることが重要だったが
詩人アンドレア・シェニエは自らの魂の言葉を詩にするのが詩人であり
誰かにおもねって作品を作ることをよしとしていなかった。
そして舞踏会で紹介された貴族令嬢マッダレーナに
「私のために愛の詩を作って」と言われたとき
「愛という言葉はそんな軽いものではない。
 あなたは愛を知らない」と断るのだった。
マッダレーナの屋敷の使用人の一人、ジェラールは子どものころから
マッダレーナに憧れ、長ずるに従って恋焦がれるようになっていた。
その一方でジェラールはルソーの著作に触れ
人間はみな平等であるべきだとめざめ、革命のまっただ中へと駆けだして行く。
革命後、再び出会うアンドレア・シェニエとマッダレーナの恋と
マッダレーナを思いつづけるジェラールの三角関係(?)を中心に
フランス革命の暗い部分を前面に描いた作品でした。

アンドレア・シェニエ:蘭寿とむ
非常にまっすぐな役で、悪役大好きな私としては
少々物足りない気持ちがするくらいでしたが
オフの蘭とむから受ける印象と非常にマッチしていたと思います。
処刑前夜、弟との面会のとき、頬に涙が幾筋も伝わっているのを見て
胸打たれました。
でも、次はもっとひねくれた役が見たいデス。

マッダレーナ:蘭乃はな
何不自由なく育った貴族令嬢が、革命後落ちぶれ、
そこで本当に生きる意味を見出すという役。
なんだか綺麗すぎる(綺麗ごと過ぎる)よねぇ…と思っていたのですが
アンドレアに死刑が確定した後の決意がすごい。(アイーダみたいだと思った)
作品ごとにお芝居がうまくなっている蘭ちゃん、
苦もなく演じているように見えました。

ジェラール:明日海りお
ジェラールって、アンドレみたいだし、
ショーブランみたいなんだけど
最後は妙に良い人で…
悪役が好きな私としては物足りなーい。

物足りないと言えば、この作品に出てくる人全員
めちゃくちゃ悪い人が居なくて
屈折ぐあいもそこそこで
全体を通して「なんか物足りないよー!!!」ということが言えます。
これまでを振り返って考えると、私は植田景子先生の作品と相性が悪いのかもしれない。

退団を発表したみーちゃん(春風弥里)は恐怖政治を敷く
ジャコバン党のジュール・モラン。
黒髪、服装も黒く、
ある人から「絶対茶々吉さんの好みだと思うなぁ」と言われていました。
確かにビジュアルはめちゃくちゃ好みなんだけど、
ヨン・ホゲのときのように熱狂できなかった…。
理由は、みーちゃんのせいではなくて
役に「切なさ」や「狂おしさ」がないからだと思うの。
うーん。私って好みがヘンタイっぽいわ。
それにしても退団は惜しすぎます。

アンドレア・シェニエの弟役のみつるくん(華形ひかる)。
アンドレア・シェニエに命を救われ、
後年、アンドレアの著作を世に出すことに尽力する
フランソワ・ド・バンジュ侯爵のだいもん(望海風斗)など
しっかりとした芝居が脇を固めていました。
男役・娘役も割と印象に残る役が多くて、
花組生ラッキーだなと思いましたが
じゅりあ姐さん(花野じゅりあ)の出番が少なくて
私は残念です。

それからストーリーには関係ないですが
アンドレアとマッダレーナが結ばれたことを暗示する場面
白い衣装のペアが数組踊ったあとで、舞台中央の紗幕が開くと
いきなりドーンと、セリの上に横たわった二人が現れ
「あわわわわ」となりました。
シチュエーションがエロすぎる…
でもダンス自体はそれほど刺激的ではなくてホッとしました。
(宙組「薔薇に降る雨」のときは
「こ、これは放送禁止ちゃいますか?!」と思った…。)


「Mr.Swing!」。
冒頭からスウィングしまくりのとても楽しいショーでした。
最近は、組替えが頻繁すぎて生徒さんの顔を見ていると
「ん?今私は何組を見ているんだっけ?」と思うことがあるのですが
「Mr.Swing」からは、古き良き(といっても私にとっての古き良き)
花組のDNAが感じられました。
どの場面かは知らないのですけどヤンさん(元花組トップスター 安寿ミラ)が
振付をされたそうですから、花組らしさがより一層感じられたのかもしれません。
特に、男役も女役もピンク色のスーツを着て踊る場面なんか
今は亡きなーちゃん(元花組トップスター 大浦みずき)の時代を思い出し
泣きそうになりましたよ。
でも決めポーズの時に蘭とむが叫んだ言葉を聞いて涙が引っ込みました。
私の耳には「バリバリSwinging!!」って聞こえたんです。
バリバリって…関西人やなぁ。



男役さんが女装して(元々女性です)蘭とむと踊るシーン。
今日はキキちゃん(芹香斗亜)の女装でした。
キキちゃんは爽やか系の美女に見えましたよ。
時々、若いころの国分太一くんに見えたりするのは私だけ?
本当はこの場面、あきら(瀬戸かずや)で見たかったんですよ。
だってあの男の中の男みたいな あきらがドレスを着て踊るんですよ?
友人は「意外と綺麗なお姉さんだった」と失礼なことを言っておりました。
写真を見たら、外国の美人女優みたいな感じで
宝塚の男役さんって基本的に綺麗な人が多いもんねぇと納得しています。

退団するみーちゃんには、ちゃんと良い場面がありました。
これまで生きて来た道を心の支えにして
新しい道で頑張る…という内容の歌を、
銀橋を渡りながら歌うみーちゃん。
途中からみつるくんが出てきて「またどこかで会おうぜ」的な掛け合いに
胸がジーン。
宝塚歌劇団の愛情を感じる場面でした。

そうそう、今回もラインダンス、かなり脚あげが多かったです。
カウント間違いでなければ、42回連続で足を上げて
最後に一拍おいて、もう一回、合計43回足を上げていました。
といって、足だけ上げているわけではなく
フォーメーションの変化も楽しめました。

中詰めで蘭とむが背負った青い羽根には
ところどころ白い小さな羽根が付けられていて
それがまるで星が散りばめられているように見えて本当に綺麗でした。
みりおちゃん(明日海りお)にはターバンが良く似合うなぁ…など
見た目も満足度が高く、観終わって「楽しかったなぁ」と感じる作品でした。


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最終更新日  2013.09.06 21:34:19
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