ちゃと屋の本棚

ちゃと屋の本棚

2008年07月18日
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カテゴリ: ☆本の感想
もうすぐ夏休みだから、、、と再読しました
瀬名秀明さんの 八月の博物館



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
終業式の帰りにトオルが足を踏み入れたのは古ぼけた洋館。そこで不思議な少女・美宇と黒猫に出逢う。「ミュージアムのミュージアム」というその奇妙な洋館の扉から、トオルは時空を超え、「物語」の謎をひもとく壮大な冒険へと走り出した―。小説の意味を問い続ける作家、小学校最後の夏休みを駆け抜ける少年、エジプトに魅せられた十九世紀の考古学者。三つの物語が出口を求め、かつて誰も経験したことのない感動のエンディングへと至る!エンタテインメントの常識を覆した話題作。



この作品が大好きなんです
初めて読んだときに、ものすごい 衝撃 を受けました
この本を大学入る前に読んでいたら、多分今とは違った道を歩んでいたかも
と真剣に思ったもの。
しかもカワイイ黒猫ちゃんneko04.gifも登場しますよ

お話は 少年の冒険 と、 物語作家の苦悩 の二面から語られていきます

夏休みの少年の冒険って定番のようだけど、その間に作家目線の部分が出てくるので緩急がつくのでちょっと変わってるかも。
その分、小説のスピード感がちょっと落ちてしまうので、好き嫌いが別れる作品だろうな

博物館を中心にした物語っていうのが
作品名は 「博物館」 にしてるけど、作品中は 「ミュージアム」 を使ってより広い意味をあらわしています。
美術館なんかも 「ミュージアム」 だよね

博物館ってあからさまに非日常的でしょ
ちょっと薄暗くて、なんだかわからないものとか骨とか置いてあったりして
私にとってはちょっとコワイ不思議なところ、で、魅力的
昔「みんなのうた」で「メトロポリタンミュージアム」って歌がとっても印象的っていうか怖かった思い出が、、、

そんな不思議な博物館とみんな大好きエジプト考古学なんてのも出てきちゃうのさ
しょっぱなから 「カルトゥーシュ」 なんて単語も平気で出てきちゃって
説明なしかいっ! と突っ込みたくなったけど
***ちなみにカルトゥーシュとはエジプトの王様の名前が書かれた枠なんですが
この本を読むと エジプト考古学やるにはフランス語がわからなきゃダメなのね~ ってことがよくわかります、、、、

この物語の中では <同調> って言葉が出てきます
読んでいて自分も物語りに <同調> していたことにビックリ
でも、感動した
次は上野、上野、降り口は左側です、という鼻に掛かったアナウンスが流れた。ドアが開き、、、、
という文章を読んでるとき、ちょうど自分の乗った電車も上野駅に到着。左側のドアが開いたり
作品中に出てくる サッカラとか階段ピラミッド の番組をTVでやってたり
夕刊を読んでいたら、大学時代に博物館学を教わっていた教授の記事が写真入で載ってたり
こんなことってあるの~
どれだけ、この本と縁があるんだろう???
もしかして、この本を読むと何かしら <同調> が起こるような仕掛けでもあるんじゃないのかしらん?と疑っちゃうほど
いや、ほんとビックリしました
試しに誰か読んでみて~

とくに、学芸員とか「ミュージアム」系を目指してる人は読んでみると「ほぅ~」と思える1冊だと思います
博物館学とか受けてる人にオススメですよ(←あんまりいないね、たぶん)


瀬名秀明さんの作品はコチラが有名ですね



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Last updated  2008年08月13日 00時06分22秒
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