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この映画、見たい。
武州は忍城の成田さんのお話ですね。
今まで成田長親なんていう武将は同じ関東圏内にいながらまったく知らなかったのですけど、この人凄い。
諸説あってまあ、定かではないのですけど3万人超えとか、2万人とかの軍勢に囲まれた城を3千人か五千人で守ったという人。
3万人なのか3万騎なのか、よくはわからないんですけど、3万人でもまず確実に死ねますが3万騎なんていったらその情報、それだけでさらにさらっと軽く死ねる。
3万人の敵ってだけでも死ねますが、仮に3万騎といったら3万人じゃないですからね。
3万人の各騎馬に従者が最低でも2人はついている。酷いと3人。
つまり3万騎っていうとそれだけで倍か3倍4倍ですよ。
これは死ねる。情報だけで死ねる。
まあ当時の人口といくらなんでも豊臣秀吉さんが天下人とはいえ当時の交通とか諸事情、動員力、また小田原城の支城攻めという事情を踏まえ、素人の僕が予想しますと3万騎じゃなくて、最大3万人、しかももちろんハッタリ効かせて人数多くいうのは当たり前、下手したら倍以上に宣伝して攻めるのが当たり前。
まあここら辺がさらに恐ろしいのですが、その3万人が本戦ではまったくないですからね。
北条攻めのあくまで緒戦、周辺制圧にそれ、ってのが多分恐ろしさの本質ですね。
と考えるとえらい幅が出来ることになる。
公称3万人なら低く見積もって最低実質1万人。そうでなくとも公称は3万人。それが間違って3万騎なら2倍か倍か3倍はいる。
ここら辺が本当に不愉快なくらいインターネットの情報が参考にならないところで、非常に残念なんですがね。
ウィキだろうとナニペディアだろうと、インターネットのHPには根拠となる文献名とか、そいうのが驚くほど少ないですね。
その根拠の大本を探るのに時間がかかる。まあ、ウィキペディアをさくっと鵜呑みにして何事も書けばいいですし、そのウィキ様も出展文献名が親切に載ってる場合も増えてきてますしね。
かといって例えば戦国時代の話ですって言われて三河物語だの、甲子夜話だの甲陽軍艦なんか参考というか根拠にモリモリ主張されても困るといえば困るのですけれど。
まあ400年前くらいの話だとは思うのですけど、これは頑張って東京神田あたりの古書店探し回ればまだなにがしかの文献の1ページ位は手にはいるかもしれない。
まあお金節約したいなら地元の図書館ですね。本当に手間と時間だけかけてるように見えるから傍かたみると本当にバカにみられるけど、これが結構確実。
ウィキどころかそれ自体が根拠、レベルの蔵書がゴロゴロしてますからね。
それが、無料。これは利用しない手は無いですね。
それでも本当に無くて、調べたいものがある場合はそれこそマジで古書店で江戸時代の文献やらはるかにそれ以前の文献を掘り出すしかないですけれども。
「のぼうの城」の成田さん。本当に凄い。
話が半分だとしても1万5千人、この軍勢、人数に囲まれて守ろうとは、というか守りおおせるとは思えない。
僕なら逃げる。楽勝で逃げます。
但し逃げるにも色々あって、バカみたいですけど攻め手来る側、守備側、んで逃げちゃう僕ら、見たいのがいたとしたら全て顔が立つようにして、全て味方領民に被害が無い様に逃げようとは考えますけれどもね。
そうする。
攻めてきたほうにははいやー勝ちましたねえ、さすがですな、負けたほうも随分守備堅かった頑張った、逃げたら逃げたでいや無益な争いは無用、ってなもんですね。
そうしなかった場合、今は戦国時代でもなんでもないですし、ましてや戦争もやってないんですがなんにせよ後々メシを食うのにも困るようになる。
鍋島さんとこの「葉隠れ」なんて文献が今でも残ってますけど、いやとんでもないですよ、と僕は思います。まったく。
「武士道は死ぬことと見つけたり」位でサクッと書いてありますけど、そもそも書かれたのが戦国時代どころか遥かに平和になった江戸期ですよ。
その平和な江戸期にですね、死ぬことと見つけたり、いや勝手に死んでくれ、コッチには迷惑かけんじゃねえぞ、ですよ。
そんな時代錯誤なクソみたいな文献を信奉していた輩がいるから、なんにせよ思考が硬直して戦争にも負けます、今もってその影響を引きずる羽目になるんじゃねえか、と考えます。
そもそもその「死ぬこととみつけたり」の鍋島さんとこが幕末で相当先鋭化されたトップレベルの洋式装備やらを進んでしてたんですから、江戸時代、徳川300年時代の文献も相当怪しい。
僕は戦争など大嫌い。人と争う事も大嫌い。職場とかでの軽い口論すら必要が無い、というかお互い基本的なことをすべてあらかじめ理解し合っていれば、喧嘩もせず、さらにそれ以前の種々のトラブル全て防げる、と理想論では考えておりやす。基本的には全て譲る。
これは10年以上変わってない。
まあ、大体はっきり言って無理ですけどね。そんなの。
胎の底では理想もクソも、神様仏様、一切何もこの世には無いですよ。とは思ってますけどね。
論的には稚拙で笑われるとは思うのですが、まあ理想は稚拙なるものと思って、僕の未熟をお笑いください。
大体ですね、剣術柔術合気道、空手、どんな英雄豪傑であろうと5人に囲まれたらまず、勝てない。
よってたかって攻められたらこれは楽勝で死ねるとおもいます。
大体相手の腕にももちろん拠りますけども1対1でも大変危険なところ、2対1なら相当やばい、3対1なら逃げたほうが無難、それ以上はもうあらかじめ死ぬ覚悟、と僕なんかは思っているのですけど。
そもそも条件が、コッチが素手なのか、なんか得物持ってるのか、しかも酔っ払ってるのか、と考えますと、それは同時に相手にも考えられる事なのですが、彼我の「差」をとっさに比較して結論を出すしかないです。
アレなんですけど、例えば剣術で有名になって、武将として素晴らしい実績を残した人ってあんまりいないのです。
剣術、なんていいますと宮本武蔵?とかが有名だったりしますけど、この人なんかは確かに剣術の達者ではあったと思いますが、ほぼ合戦なんかでは何もやってない。武勲なぞ一切無い。
それでも五輪の書とかであれほど講釈たれるのはすげえなあ、なんて思いますけどもね。
剣術家で武将として実績を残し、なお自分の剣術を広めた人物は上泉信綱、小野忠明、柳生石舟斎位しかしか僕は知らない。それでも、歴史に残るというか華々しい活躍は無い。
そんなら、なんのための剣術か。
精神修養が云々、などと抜かすなら最初から禅坊主になったほうが余程マシ。
もちろん、そんな物騒な事はコッチから一切望んでしませんけれどもね。
人と争う無駄、凄く考えてしまいます。
僕は眠る。
11月に書いて保存しておいた物をアップしてます。
ぼちぼち復活を・・・ 2024/11/14
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