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数日前にクリスマスツリーにガラスのオーナメントを飾りました。12年半営業してきたティールームもあと1ヶ月ほどで閉店です。ティールームの最後のクリスマスに向け、夕暮れのキャンドルサービスも例年より沢山のキャンドルを灯しています。このクリスマスのキャンドルサービスが始まると、クリスマスが近い実感がします。クリスマス用の販売用お菓子のサンプルを試作し、教室や講習会用のクリスマスのお菓子の準備に忙しいこの頃です。毎年クリスマスのお菓子用に準備するメレンゲのシャンピニオンは、11月には沢山焼いてストック始めます。私は今年のクリスマスのみならず、来年のクリスマス用のキープもあります。雑誌や著書、コマーシャルの仕事などクリスマスの撮影用ですが、7月、8月の撮影が常です。この湿気の多い時期にメレンゲを準備するのは大変です。冷蔵庫に密閉容器で保存しておくと1年はキープできます。メレンゲのシャンピニオンは飾りのみならず、そのまま召し上がっていただいても美味しいです。クリスマスのお菓子のプレゼントに、他の焼き菓子と一緒にシャンピニオンの詰め合わせを混ぜても喜ばれるでしょう。アイスクリームやデザートのプレートに添えるなど、クリスマス本番用としてだけでなく、この季節に色々使ってみましょう。メレンゲのシャンピニオンの作り方卵白100gにグラニュー糖200gを少しずつ加えながらハンドミキサーで硬く泡立てます。ぴんと角が立つまで泡立てます。天板は2枚準備し、一枚はわら半紙を敷き、もう一枚の天板には十分に水分を含ませたダンボールを敷き、その上にわら半紙を載せます。1cm程の丸口金をつけた絞り袋にメレンゲを入れ、乾いている天板にシャンピニオンの石づきの部分を円錐形に絞ります。湿っている天板にドーム形にシャンピニオンの傘の部分を絞ってください。こちらはココアパウダーを軽く振り掛けます。80℃~100℃のオーブンに2枚の天板を入れ、20~30分焼きます。温度が高いと真っ白に焼けませんので、皆さんのオーブンの温度調整に気をつかってください。傘の部分が乾いて、指でつまんでも壊れないようになったら、円錐形の石づきの部分に差し込んでください。裏側が湿っていて上手く差し込め、接着されるはずです。シャンピニオンの形になった天板だけを更に約3時間位焼いてください。1個取り出して食べてみたとき、全体がカリカリと砕ければ焼けています。飴のような芯が残ったらもう少し焼きます。湿気らない様に密閉容器で保存します。冬の乾燥している時期は室温保存で大丈夫。*加えるグラニュー糖は、粗めだと溶けにくいのでフードプロセッサーで細かく砕いて使用するか、純粉糖(コンスターチの入っていないもの)にしてください。
November 12, 2006
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