NGO地球風

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道は自分で見つけるもの

トンブクトゥーへの道


TOMBOUCTOU(トンブクトゥー)それは、旅ガラスが世界で一番好きな場所。初めて行ったときはもう10年くらい前、ロシア製の小型プロペラ機だった。
その時は道を探す必要はなかった。今回は、陸路を4駆で走り抜けることを選んだのだが、そんなに甘い話しではなかった。
「最近は、途中まではラテライトの赤い道ができたからまだマシなんだ。」というマリ人ドライバー”ダウダ君”。でも本当は不安もあったんじゃないかな?
その赤い道を2時間走ったところで、目の前が白く開けた。もう道が無い。そうここからは、轍を頼りにするしか目的地に辿り着けないのである。その轍も無数にある。どれを頼ったらいいの?

くっきりと深く残った轍が信頼できそうだけど、砂にはまって抜け出せない危険もある。ここはドライバーであるダウダ君の腕の見せ所。
幾つもの砂丘を越え、1時間半ほど走ったところでエンジンを切らずに車は停止した。「道を確かめるよ」とダウダ君。ってあなたさっきから走ってきたのと変わらぬ風景のここで一体何を確かめるというの?????

やや小高いところから遥か前方を右に左に幾度となく見渡した末、ダウダ君は再び車を走らせた。砂の道を走ること結局3時間。周囲の土の様子が変わりやっと砂丘地帯を越えたのが私にも分かった。
すると、目の前に現れたのはなんとNIGER河の支流じゃない!でも、この河は車では渡れない。う~んTOMBOUCTOUはとおおおおおお~い!!
ここから4km先の渡し船乗り場へと車は再び向かうのであった。



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